大学無償化の費用と給付型奨学金の総金額はいくらか予想してみた!

庭のエビネランの写真

大学無償化の実施時期が、2020年4月からと公表されましたが、その内容に見合う予算って、いったいいくら必要なんでしょうか?

また制度には、メリットやデメリットもつきもので、内容はこれから詳細を詰めていくんだと思いますが、半端ないお金が必要なのは、押して知るべしかと。

予算処置が、まだされてないので、いったいいくらかかるかは、想像できませんが、いろんな統計や実績データーを、参照しながら誠に勝手ですが、私が試算してみました。

さて当たるか外れるから、わかりませんが、しかし今の時期の実績はその通りかと。

まあ~~大学の授業料や、給付金型の奨学金ですから、そりゃあ~半端ないかと思います。

さて・・・なんぼ?

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しかし、このニュースを見た時は、私は耳を疑いました。
子供手当のような、昔の補助金って、いったい何?

って思ったものです。

大学の授業料を、無料にするくらいの余裕があるなら、もっと幼児保育やそちらのほうも、拡充してもらいたいな~~とも思ったのですが、どうやらそれを一気に解消することを、目指しているようです。

上手くいけばいいかと思いますが、国民の大多数が納得の、政策を推進してほしいと思いますね~~。

Contents

大学無償化の費用はいくら必要か?

さていくら必要なんでしょうか?

私にはさっぱし、見当がつきません。
それから、この制度に該当して無償化を申請する、学生さんが何人いるか?

それによってもかなり違ってくると思います。

現在の大学の授業料収入はいくら?

一応、大学の学費を無料化する、そんな法律ですから、今の大学の授業料収益を見ていこうと思います。

これは文部科学省や、関係機関の、統計データーで公開されています。

国立大学:3,407億円
公立大学:881億円
私立大学:25,355億円

合計:29,643億円

です。
金額は2015年の金額ですが、ほぼこんなものかと・・・ってすごいですね。

そこへ、下記の無償化の適用案件です。

  • 国立大学:年収270万円未満(住民税非課税世帯):全額免除
    私立大:上記条件:70万円程度の減額
    公立大学:上記国立大学授業料を上限に免除
    短大、高専、専門学校:上記の大学に準じた金額を免除

さらに対象の世帯年収は下記にも。

  • 年収300万円未満:3分の2
    年収380万円未満:3分の1

これを満たす方が何人いるか?
さて‥これはむずいね。

大学無償化はいつから?所得制限もあるのか自民党案を調べてみた!

大学生の親の世帯年収の分布はどうなってる?

そこで、さすがネットの時代です。
こういうデーターがありました~~
今の学生さんの親の年収の分布のデータです。

  • 年収(万円) 国立(%) 公立(%) 私立(%)
    200未満  5.3     6.6    6.0
    200~   5.1      6.2   4.9
    300~   7.1      8.0     7.2
    400~   7.7    9.8     8.1
    500~  9.4     11.5   10.6
    600~   10.0     11.5   11.4
    700~  10.6   11.1   10.7
    800~  10.5   10.0    9.9
    900~  7.3    6.6    7.0
    1,000~  9.1   6.4    8.2
    1,100~  3.7     2.9    3.3
    1,200~  3.6     2.6    3.0
    1,300~  2.0     1.7    1.7
    1,400~  1.9     1.1    1.2
    1,500以上 6.7      4.0    6.8
    日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」より引用

この分布の中の400万円以下が対象かと・・・ざっくりですが。
おそらくですが、200万円未満と200万円台の、親の方はほぼ申請するかと思います。(予想です)
300万円以上は無視して、その下の全員が申請した‥そう予想した仮説を立ててみます。

おそらく全員では、絶対ないので、その分は上の300万円台の方が、相殺するという考え方でいきましょう!

すると

  • 国立大学:10.4%
    公立大学:12.8%
    私立大学:10.9%

こういう結論です。
これだけの方が、この制度を利用するかな~~っても思いますが、多分これがマックスの最大値のような気がします。

それを、学費の収入で割ってみます。
すると~~~

  • 国立大学:3,407億円:10.4%:354億円
    公立大学:881億円:12.8%:112億円
    私立大学:25,355億円:10.9%:2,763億円

合計で:3,229億円

と、こんな感じかと。

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給付型奨学金を合わせた予算額の総額はなんぼ?

さて、学費というか授業料はこれで決着ということで、今度は話題の

「給付型奨学金」

です。
こちらについては、こちらの記事で紹介しました。

大学無償化で給付型奨学金の金額を予想してみた!生活費も支給?

でも、この金額のすべてが支給されるとは、ほぼ・・それはないお話ですよね~~

なので、大学の授業料の無償分が、ほぼ支給されれ多という、仮定のお話で行くことに。

ということは、単純にほぼ上記金額の倍。ならば・・

合計で:3,229億円ですからこの倍の

予算額:6454億円

かな~~と思いますが、これって当たるかな~~
これ試算していて、もし当たったら、すごくうれしいな~~

って思うのでした。

*ただし、

「短大、高専、専門学校:上記の大学に準じた金額を免除」

この文言が入っていますから。こちらで、どのくらいかが問題かと。
こちらは、資料見てみたのですが、まとめて予測するのは素人の私では、チョと困難かと。

ただし、大学と違って短大は2年ですし、専門学校も2~3年です。

なので~~~
最終的には、短大専門学校の進学率も考慮して、その1.2倍を計上します。

総予算額:7,744億円

です。
これでいきましょう。
ちなみに上記の2割の意味は、短大や専門学校の進学率を考慮しました。

大学無償化のデメリットとメリットと財源は?不公平と反対の意見も!

この本の言わんとすることは尤もな感じがします。

大学無償化の費用総額はいくら?のまとめ

私の勝手な試算ですので、お気になさらずに・・・しかし、根も葉もない金額ではもちろんありません。

統計的に、少しは裏付けを取って、出した金額ですので、そうそうかけ離れた数字でもなさそうには、私は思うのですが、さてどうでしょうか?

そのうちに、予算化する場面や、審議の過程で費用の話は当然出てくるはずですから、その時の金額を合わせてみたいと思います。

さてどうなる?

でもね~~

こんな金額で済むんですね。
もっともっと必要なのかと思っていました。

なんか、いろんな記事読むと、無償化には10兆円などという、すごく景気のいいお話が出ていたりしますが、所得制限をかけていますから、こんな数字になるんだと思います。

給付型奨学金の額の規定がどうなるかで、また話は違ってきますが、まさか満額回答ではないだろうな~~

とは私は思います。

国民に不公平感を抱かせるような、そんな法案ではいけませんから、ここはしっかりと審議拒否せずに議論してほしいと思います。

これを決める方たちって、審議するのが仕事だと思うのですが、大型連休はやっぱし、どう考えても駄々っ子のように見えてしまいます。

皆さんはどう思いますか~~

・・・

関連リンク

大学無償化の、よそのお国ではどういう制度になってるか、気になったので調べてみました。
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もう、かな~~り~~遅いですが・・・

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