竹馬の友は誰の言葉?由来と意味は?英語表記と例文を考えてみた!
竹馬の友(ちくばのとも)の竹馬の語源って、どんなものだ?
竹馬の友のもともとの意味とか、使い方例文は何を表現したもの?
竹馬を語った、ことわざの「竹馬の友」の本来の意味で、この言葉の由来や、英語表記ならどう言うのかを、考察してみようと思います。
もともとはライバルを表現??
いえいえ、そうでもあるのですが、もっと奥が深いような気が私はします。
勿論例文も、自分の例から私の独断で、作ってみようと思います。
ことわざって、自分に当てはめると、なんとも当たってるから、本当に不思議なんですよね~~
故事に習ったことわざではありますが、皆さんの中では、この言葉を聞いて懐かしくもあり、確かに・・とうなづく方もいるかと思います。
この意味は深いですね~~
いろいろと、人の感情が渦巻いていながら、生まれた言葉のように私は感じました。
尚・英語では下記の様に、表現するようです。
竹馬の友:childhood friend
なるほど~~って思いました。
Contents
竹馬の友のことわざの意味と由来は?
竹馬の友とは、仲のいい親友のような仲だと思っていたのですが、これは全く由来的には、あってもいるのですが微妙に違うようです。
このことわざができた時代背景から言って、中々ムズイ時代ですから。
竹馬の友の真の意味は?
一般的な意味は
竹馬の友とは、竹馬に乗って一緒に遊んだ幼い頃からの友達。幼ななじみ。
(故事ことわざ辞典より)
このような意味です。
言葉に出てくる「竹馬」とは、馬に見立てて竹で作った、馬もどきでその竹の先端に鬣をつけて、馬に見立てた遊びもの。
よくテレビで、時代劇などで子供が遊ぶ風景に出てきます。(たけうまとは違いますので注意)
幼いころに、遊ぶものがない時代に、そういう竹馬で遊んだ仲での、幼馴染なのですが
「親友」
とは書いてないんだな!
ここがミソなんだと思います。
竹馬の友の歴史的な由来は?
『晋書』殷浩伝 の中に出てくるようです。
「晋」という国は、あの三国志の後にできた国で、「東晋」と「西晋」があるようです。
「殷浩」は「東晋」の時代の方です。
『晋書』が編纂されたのは、唐の太宗の時代。
「殷浩」に対抗するのは、「桓温」です。
この二人は、若い時から競い合ったライバルだったんだな~~
「殷浩」が順風だった時の言葉。
- 桓温:「君はわたしとくらべてどうだね」
殷浩:「わたしはわたしとのつきあいが長い。だからわたしが上だということにしておこう」
「殷浩」が失脚した時の言葉。
- 桓温:「若い時分わたしは殷浩とともに竹馬に乗って遊んだものだが、殷浩はわたしの捨てたものを取って使っていたので、わたしの下につくのは当然のことだ」
殷浩:「咄咄怪事」(ああ畜生、訳が分からん)
二人は競い合って、最後は「殷浩」は作戦に敗れ、戦に敗れ失脚!
上の竹馬の友の言葉は、失脚した後の言葉だと記されています。
なので、このことわざには、ライバル心もめらめらと渦巻いてる言葉なんだと思います。
皆さんには、そういう幼馴染って、いませんか?
・・・・・・・・・
こんなカレンダーはいかがですか?
ことわざカレンダーで、今日の一期一会に!!
関連記事
言葉の意味を特集してみたまとめ記事です。
いろんな言葉があって、すごく面白いです。
言葉の成り立ちや意味の辞典!難しい類語や英語表記の記事まとめ!
この言葉は人気です。
こう言う例えって、多分あるんだと思います。
人間万事塞翁が馬の読み方と意味と使い方は!座右の銘との関係は?
竹馬の友の例文を私なりに考えた!
さて・・
どんな例文というか、使われ方が正しいのでしょうか?
私の例で、少し考えてみます。
竹馬の友の使用例や例文は?
下記に考えてみましたがあってるかな??
1:私と彼は、家が近所で竹馬の友ともいえますから、この仕事に彼が担当なのはもっけの幸いかと。
(たまたま、私の勤務する会社と、友人の勤務する会社との取り引き担当での機会を得る。)
2:還暦の同窓会で、竹馬の友と酒を酌み交わすのは、本当に楽しみだ!
(説明の必要ないですね)
3:大学進学の推薦枠は、たったの一つなら、いくら竹馬の友とはいえ、A君にはぜったに負けない!
(これありうるかもしれませんね)
「半分蒼い」
の律君と鈴愛ちゃんは、竹馬の友なんて言えるのかな?
最後は、友人でも結婚して一緒になったけど。(男女の場合は成立するもの??さて??)
・・・・・・・・・・・・
関連記事
本ブログ内の、ことわざの記事を下記リンク記事にまとめてみました。
ことわざと言葉の意味や由来辞典!かっこいい人生の指標のまとめ!
常に、検索順位の上位のことわざを、書くようにしています。
ことわざって、すごく心に響きます。
竹馬の友の意味や由来のまとめ
桓温と殷浩は、最後まで張り合っていたのですが、最後に殷浩の不手際(裏切りと敗戦)で戦に敗れたようです。
それを、朝廷に上訴したのが桓温で、勿論敗戦の責任を取って、殷浩は失脚。
スカスだ・・
昔の中国の故事のこと・・なんで成敗(死罪)にならなかったか?
しかも、そののちに桓温は、殷浩に対して尚書令にする旨の手紙を、よこしたとあります。
やはり、目の上のコブであったライバルと言えども、やはり幼馴染の
「竹馬の友」
なら、自分で刑に処する判断には、黒もしろにしたくなるし、士官を進めて復帰させる道も、与えてやろうという・・
やはり「竹馬の友」・・友人なんですね~~っていう私の感想です。
これには、ちょっと落ちがあるのですが、それはまた別の機会に!!
・・・・・・・・・・・・
関連記事
現外務大臣(2019年1月現在)の、河野太郎氏の、ブログタイトルです。
いい例えで、感心しました。
ごまめの歯ぎしりのごまめとは何の意味で由来は?例文も考えてみた!
昔から言う言葉ですね。
苦労は買ってでもしろの意味と語源や由来を考える!若い時の例は?
若いころの苦労は、格別に意味があると古人は言ってます。
嘘はないですよね~~
私もそう思います。
スポンサーリンク