光陰矢の如しは誰の言葉?由来と意味は?使い方と例文を考えた!
光陰矢の如し(こういんやのごとし)とは、昔から知ってることわざですが、意味と由来や例文など・・誰の言葉かも含めて、もう少し詳しく調べてみました。
ことわざの語源や由来を調べていくと、その言葉に込めた歴史上の意味も知ることができて、すごく参考になります。
よく「少年老い易く学なり難し」とも言いますが、これも、同じような意味を言ってるとおもいます。
矢の如しなのは、時間??
さて??
光陰の、この光陰とは何でしょうか?
時間と思えば、その例えは成り立つような気もしますが、物理的な時間もあるでしょうが、気持ちも同じような気もします。
人の感情が変わっていくのも、これもまた「光陰矢の如し」なのではないでしょうか?
光陰矢の如しは、漢文では
「光陰如箭」
と書くようです。
「箭」は当時の「矢」を表す漢字のようです。
昔は難しい漢字だったんだな~~
光陰矢の如しを英語で表現すると・・
「Gotoshi of Koin arrow」
なるほど~~そのまんまですね。
Contents
光陰矢の如しの意味と由来は?誰の言葉だ?
「光陰矢の如し」
読み方は「こういんやのごとし」です。
意味は「月日が経つのはとても速い」という意味です。
尤もそれに込められた深い意味は下記のようです。
月日の経つのはあっという間で二度と戻ってこないから、無為に送るべきではないという戒めを含んでいる。
「光陰流水の如し」「光陰逝水の如し」ともいう。
「光」は日、「陰」は月の意味で、「光陰」は月日や時間を表す。
(故事ことわざ辞典より)
光は:日
陰は:月
を表すということで、すごく勉強になりました。
中国の故事はすごく、絶妙です。
もう一つの光陰矢の如しの重要な意味とは?
これは私が思ったことなのですが、軽く書いてる記事も他にもみますが、大事なのはこの
「矢」
なんだと思います。
昔の矢は武器だったのですが、飛びます。
問題は戻ってこないんです。
そうなんだな~~時間は戻ってこないんですよ。
今は、今しかないんです。
私にはむしろ、このことのほうがグサッと、心に刺さる言葉です!!
光陰矢の如しの由来とこれは誰が言った言葉?
「光陰如箭」
というのが正確なんだそうですが、「箭」は「矢」なのですが、難しい字ですね。
この言葉は、唐代の中唐の時代の、詩人
「李益:りえき(748~827)」の詩なんだそうな。
その書は
「禅門諸祖偈頌」
という、今でいえば詩人なのですから、詩集???
なのかな??・・多分!!
いずれその方の本に記されているんだそうです。
(勿論読んだことなどはありません)
「李益」は唐代の「大暦十才子」の一人とされる程の才人なんだそうな。
唐は300年ほど続いたのですが、その中の十才子ということなら、これはすごい方だったんですね。
日本では、鎌倉時代の曽我物語や、江戸時代の浮世草子などに出てくるようですから、このころには広く、文化人の間では、ことわざとしての認識が、あったんだと思います。
仏教の経典にもあるようなので、日本ではひろ~~~く~~使われている言葉なんだと思います。
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光陰矢の如しの類義語は?
数点あるようです。
1:白駒の隙を過ぐるが如し
これは「荘子」の言葉ですが、馬が通り去るのを、隙間から見るがごとくに、人生は一瞬だ。
そういう意味なんだそうな。
確かに、終わってみればjん製なんて一瞬かもしれないです。
これまで過ごしてきた、年数はほぼ一瞬の思い出にしかならないような気もします。
2:一寸の光陰軽んずべからず
一寸の光陰とは、今の瞬間のわずかな時間、そのかたにとってのその時間は、何分かな?
その時々の場面で違うかもしれません。
暇な時間を、勉強するか、ただ昼寝するかで、人生は変わってくるかもしれません。
3:少年老い易く学成り難し
南宋の儒者である朱熹の詩句が元の、ことわざです。
学問は少年の時が基礎。
が、その時間というのは、あっという間に過ぎていきます。
後で、あの時勉強しておけば・・そう思っても後の祭り!
社会人になったら、もう勉強する時間なんて・・
あの時に勉強して、有名大学に入っておけば、俺の人生も・・なんて後の祭りなんだな。
と・・現代的のとらえると、こういうことも言えるのかな~~って思った次第です。
光陰矢の如しの例文や使い方は?
このことわざの光陰矢の如し、ではどのように使うのか?
私の個人的な例文で、ちょっと使ってみようと思います。
当たってるかどうかは、別にして多分こういうものかと。
1:人生すでに60年、まさに光陰矢の如しだな~~
2:光陰矢の如し、今という時間は戻っては来ない、これを精いっぱい悔いのない過ごし方をせねば!
3:定年まであと2年、先を見ると長く感じるが、過ぎてしまえば光陰矢の如しなんだよな~~
4:光陰矢の如し、放たれた矢は戻っては来ないんだよね~
などなど・・こんなところで。
光陰矢の如しのまとめ
「光陰矢の如し」
について、紹介してきました。
今の時間は今しかないですから、大事に使っていきたいですね。
ってか、過ごしていきたい・・が正解なのかな‥多分。
時間を有効に使うって、これはすごく大事なテーマだと思います。
暇な時間を何もせずに、だらだらとテレビを見るだけ・・とか、ネットでユーチューブを見て過ごすだけ・・
勿論、時間は公平にすべての方にあるので、それをどんなことをして過ごそうが、これは個人の自由なんだと思います。
勿論私も。
でも、これを有効に自分のために使った方は、やはり成功する可能性が、高まってくるんだと思います。
世の成功者の方のほとんどは、この時間の使い方を説いているような気がします。
私も含めてですが、時間について考えてみませんか??
きっといいことがあるような気がします。
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