カーヌスティは全英オープン開催コースで特徴は?設計者や歴史も!
「カーヌスティーの悲劇」でこのコースは有名です。
2018年の全英オープンの開催地の
「カーヌスティ・ゴルフリンクス」(Carnoustie Golf Links)
の設計者や、コースの歴史やデザインや特徴などについて、調べてみました。
コースの特徴は、コース内に走る「バリーバーン」といわれる、クリークのハザード。
これがまさに、カーヌスティーの悲劇の原因だったわけです。
18番は、最大の難関!
「ホーガンの小道」
といわれる、6番もレイアウトで紹介します。
2018年の開催で、カーヌスティーではの全英オープンは「8回目」になります。
1975年を最後に、コースが荒れてギャラリーも入れないということで、一時期中断されていましたが、1999年に修復と改修を行い、この全英の舞台に戻ってきました。
*注:この記事は長いです。
カーヌスティーでは、全英オープンのほかに、多数のツアー競技が行われています。
「アルフレッド・ダンヒル・選手権」
は毎年10月に行われています。
2001女子の全英オープンの実績もあります。
今年2018年の全英オープンの開催概要は下記で紹介しました。
全英オープン(ゴルフ)2018優勝賞金と総額は?コースは悲劇の舞台!
Contents
カーヌスティ・ゴルフリンクスの設計者や歴史はいつから?
(出典元:https://www.carnoustiegolflinks.co.uk/course/より引用)
全英オープンの第一回大会は
「1860年」
です。
「カーヌスティゴルフリンクス」
の開場はなんと~~
「1850年」
と言いますから、なんともその10年前で、今から約168年前ということになります。
偉い歴史ですね。
が‥上には上があって、世界最古のゴルフクラブ(コースでは無くクラブ形式)が、ここスコットランドにあるんです。
「ミュアフィールド」
です。
こちらは「1744年」と言いますから、そのまた100年前です。
ところで、この時代の1850年代には、この周辺でいくらゴルフコースがあったか?
なんと~~
たったの「24コース」だったそうな。
ところが~~1900年にはなんと~~
「1200コース」以上
に増えたそうです。
50年で1200も増えたんですが、どおりでこの時期はイギリスの産業革命で、経済が大きく発展して、大きな経済的なうねりがあったんだと思いますが、どうでしょうか?
いわゆる、裕福だった時代に突き進んでいた、そんな背景だと思います。
下の動画は公式サイトのプロモビデオです。
(出典元:Carnoustie Golf Links公式より引用)
カーヌスティーゴルフリンクスの特徴は?
他では見られない
「バリーバーン」
というハザード(小川)です。
通常はコース内に、バンカーやハザードを作るのですが、ここはバリーバーンといわれるハザードの中に、コースを作ったといわれてます。
どおりで、このバリーバーンという小川が、自然のように流れているわけなんですね~~
これが曲者で、「カーヌスティーの悲劇」が生まれたんだな~~
カーヌスティーゴルフリンクスの設計者は?
調べてみたのですが、どうにもわかりません。
ゴルフの歴史家をに言わせると、プロゴルファーの第一号は誰?
そりゃあ彼ダ・・誰だ?
「アラン・ロバートソン」
と、いうかたです。
彼は、マッチプレーでは負け知らずで、一度も負けたことがない、そういう方です。
なのであだ名は
「不敗の名手」
もっとも、彼の関する別の記録では、彼にもともとボール職人で奉公していた
「トムモリス・シニア」
には、二度戦って、二度負けた。
トムモリスシニアには、叶わなかったんですね~~
全英オープン開祖のトムモリスシニアはオールドコースに人生を捧げた
ちなみに、彼の仕事は「ボール職人」でした。
詳しくは下記です。私のゴルフ専門ブログです・
アラン・ロバートソンはゴルフの歴史でプロゴルファー第一号である。
このアラン・ロバートソンが、この「カーヌスティーゴルフリンクス」の設計に、関与たという記録があるようです。
そして、1999年に20世紀最後を記念して、カーヌスティーでの
「全英オープン」
の開催に向けて全面改修!
この時は、おそらくですが(私の下手な予想です)・・R&Aが主導したかもしれないですね。
総本山ですから。
アランロバートソンは、1859年に亡くなりました。
そうです・・全英オープンの前年です。
そこで彼を追悼するべく、始まったのが「全英オープン」という説です。
主導したのは、「トムモリスシニア」ほかのプロゴルファーの8人。
追悼大会だったのですが、第一回のオープンにしようという話で、後付けで
“The Open Championship”
と命名された‥そういう説ですが、本当かな‥でもそう書いてるしね~~~
(出典元:https://www.carnoustiegolflinks.co.uk/course/より引用)
このアランロバートソンという方は、まだエピソードを持ってます。
この世で18ホールで80を一番最初に切った方で、スコアは
「79」
なんだそうな。
それを証明する、紙に記録したそうですが、これが一番最初のスコアカードなんだそうな。
ちなみに、その記録はのちに破られました。
破ったのは、「トムモリスシニア」の息子で、全英オープン4連覇の
「トムモリス・ジュニア」
です。
スコアは「77」です。
この方は、のちに全英オープンを3連覇。
それによって、チャンピオンベルトをもちかえって永久保持。
翌年から、商品がなくなった全英オープンはどうした??
困った・・・ので、翌年は中止。
しかし、一年休んで開始したその年も勝ってしまった。
これで4連勝です。
寄付を募って、今の「クラレット・ジャグ」になった経緯があります。
賞金はわずかに
「6ポンド」
歴史を感じますね・
詳しくはこちらで紹介しました。
トム・モリス・ジュニア全英オープン4度優勝した天才は早逝の英雄
カーヌスティー6番はホーガンの小道
“Hogan’s Alley(ホーガンの小道)”
こういわれるのが、6番のパー5ロングホールの
「578yd」
です。
コースレイアウトは下記です。
(出典元:https://www.carnoustiegolflinks.co.uk/course/より引用)
1953年に全英オープンに出場のベンホーガンですが、この年の、この地の全英オープンに勝利しました。
その時のこのホールの攻め方が、話題になりました。
レイアウトで見るように、左はグリーンまでOBゾーンです。
中央には大きなバンカーが、待ち受けています。
他のプロは安全策で、左を嫌ってバンカーも避けたいということで右側を選択。
スカスだ‥
ビッグベン(ベン・ホーガンの愛称)は、迷わず左のOBゾーンと、真ん中のバンカーの左側の狭いところを、狙ってティーショット。
しかも正確に!
この狙い方は4日間ぶれることなかった!
なんでその狭いところにドライバーショットを??
本人曰く
「そこから見たグリーンに対するアングルが最高だった!」
こういう理由なんだそうな。
しかし、その正確なショットは打てる人にしかできない芸当なので、栄誉をたたえて
“Hogan’s Alley(ホーガンの小道)”
と命名。
(出典元:https://www.todaysgolfer.co.uk/news-and-events/より引用)
こういう記念の碑まで出ています。
まるでマスターズの「ホーガンブリッジ」のようですね。
ベンホーガンのメジャー勝利数などは下記で紹介しました。
グランドスラム(ゴルフ)達成者は何人?意味とメジャー勝利数ランク!
こちらにもベンホーガンは当然登場します。
PGAゴルフ勝利数ランキングで一位は誰?タイガーと二クラウスの差!
カーヌスティー18番は悲劇の舞台だった!
ここ18番は1999年の、カーヌスティーの悲劇の舞台になった、いわくつきのホールです。
コースレイアウトは下記です。
(出典元:https://www.carnoustiegolflinks.co.uk/course/より引用)
御覧のように、コース内を二本の大きな「バリーバーン」がレイアウトされています。
これこそがもともとあった、小川の中にその部分はそのままにして、コースを作った・・その典型ではないでしょうか?
そんな気がします。
499ヤードのパー4.
ホールの愛称は「home」です。
左側はOBゾーンで、グリーンの手前にバリーバーンが、控えているホールです。
これ見てどう思いますか?
おそらく今回の設定では、ちょうど300ヤード近辺に、右側の3個のバンカーをセットしてくるような気がします。
右はラフ。
大きく右に曲がれば隣のホールで、カーヌスティーの悲劇の起点になったところ。
かといって、左はOBと深いラフ!
バンカーの先が狭くなってるのが、すごくいらやらしく感じます。
さて‥どう攻める??
カーヌスティーの悲劇の詳しくはこちらです。
全英オープンゴルフ名勝負・カーヌスティの悲劇は18番から始まる!
私のゴルフ専門ブログへのリンクです。
カーヌスティーゴルフリンクスはどんだけ難しいか?
どれだけ難しいかは、当日の天候やコースのセッティングにもよるのですが、過去のスコアの歴史からひも解くことは可能かと思います。
2007年のスコア
- 1 セルヒオ・ガルシアの初日のスコアが「89」
2 初日トップのロッド・パンプリングが二日目に「86」で予選落ち
この大会の時の予選カットラインがなんと~~~
「12オーバー」
です。
今年2018年の「シネコックヒルズ」の全米オープンも、真っ青ですね。
が・・すかすだ・・優勝はパドレイグハリントンで
「7アンダー」
こういうのがあるんだよね~~
そして上記で書いた、カーヌスティーの悲劇の時の優勝スコアが
「6オーバー」
ですから、これもまた信じられないような数字。
さて・・今年はどうでしょうか?
カーヌスティーの歴史や設計者のまとめ
全英オープンの賞金額は、1000万ドル超えの高額賞金です。
1860年から、始まった今やゴルフの聖地と化した
「全英オープン」
ここで勝利することは、また格別の他のメジャーとは違った意味を、優勝者に感じさせると思います。
今年の舞台は
「カーヌスティーゴルフリンクス」
です。
何かと、事件が起こりそうな、このコースですが、今年はいい戦いを見せてほしいと思います。
(出典元:https://www.carnoustiegolfclub.co.uk/より引用
全英オープンに思うこと
いろいろと、派生して書いてきましたが、まとまりがなかったような気もしますが、それなりに読んでいただければと思います。
どうしても全英オープンの記事を書くと、歴史が古いだけに、登場人物も多彩です。
ちなみに、1860年というその年代は、ゴルフボールもようやっとゴムになった・・今と同じ基本が出てきた時期です。
それ以前は、アランロバートソンが作っていた
「フェザーボール」
と言って、牛革に羽毛を濡らして詰め込んだボールが使われていたようです。
なので、これは一日に3~4個しかできなかったそうですが。
トムモリスシニアは、ここに14歳の時の奉公に行って、ロバートソンの弟子になるわけです。
そして、ロバートソンは‥ヒッコリークラブとこの牛革ボールで、オールドコースで初めて79を記録。
歴史ですね~~~
しかし、シニアには一度も勝てなかった・・ほんとかな?
その当時の、勝負のほとんどはマッチプレー。
隣町の〇〇と今週末は勝負だ!
オッズはどうだ?
こんな感じかと・・・(単なる予想です)
では、全英オープン・・楽しみましょう!
*情報には正確さを期していますが、多少ずれていてもお許しください。
・・・・
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