霞が関CCで女性会員が正会員になれない理由は?受け入れの可能性も気になる!

東京オリンピックのゴルフの会場の

「霞ケ関CC(埼玉県川越市)」

が、女性会員を認めていないことから、五輪憲章に触れる、ということのようです。

では海外の有名(名門)コースの女性会員の実態は?

  • 1:オーガスタナショナルゴルフクラブ
    2:ミュアフィールド
    3:パインバレー
    4:サイプレスポイント

この4コースを調べてみました。
これはまた意外な結果に驚きました。

なお霞ケ関CCの場合は、規則の変更には勿論、霞ケ関CC自体の理事会の賛同を得て総会に諮る必要があるようです。

女性会員受け入れの可能性はある?

一番下に3月20日追記しました。

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五輪憲章には、いろんな規則があるんだそうですが、特に今回は

「性別などによる差別」

これを禁じてる項目が、該当するようです。
一般的に差別は良くないですよね。

でも伝統的なスポーツで、女子ができないスポーツって、やっぱし中にはあるようですが、ゴルフの世界ではどうなんでしょうか?


(出典元:https://tokyo2020.jp/jp/games/より引用)

Contents

世界の有名コースの女性会員の実態はどうなってる?

日本では今回「霞が関CC」で問題になりましたが、では世界の名門コースは、どうなってるんでしょうか?

4つ紹介します。

  • 1:オーガスタナショナルゴルフクラブ
    2:ミュアフィールド
    3:パインバレー
    4:サイプレスポイント

では個別に見ていきましょう!

1:オーガスタナショナルゴルフクラブ


(出典元:https://www.youtube.com/より引用)

1934年に開場した、もっとも有名なゴルフコースではないでしょうか?
毎年ゴルフの祭典

「マスターズゴルフトーナメント」

が開催されます。
コースの設計はボビージョーンズと、アリスターマッケンジー博士です。
4番のサイプレスポイントもマッケンジー博士に寄ります。

世界ランキング(ゴルフマガジン社2015年版)では

「4位」

です。
会員は世界中で300人ほどといわれています。(非公開)
長年女性会員で議論伯仲だったのですが、2012年に初めて、女性会員を2名受け入れました。

その2名は?

  • コンドリーザ・ライス (Condoleezza Rice)(元国務長官)
    ダーラ・ムーア (Darla Moore) (投資会社)

この二名の方です。
此れにて女性会員問題は、オーガスタでは決着したのかもしれないです。

2:ミュアフィールド

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(出典元:https://forbesjapan.com/articles/detail/11554)

ここは全英オープン16回も開催されている名門!

勿論全英オープンの、開催コースのローテーションに、入っています。

昨年のことでよ~~く覚えています。
驚きました。

確かR&A(全英オープン主催・全英ゴルフ協会)から、全英オープンの開催コースに残りたいなら、女性会員を受け入れろ!

言葉は悪いですが、そういうお達しを受けていたわけです。

っていうことは全英オープンの開催コースでありながら、女人禁制の男子のみの会員のコースだったわけです。

それで理事会を開催して、決定したのですが・・・なんと・・

「反対」

????なんで???

って世界中が驚いたんですよ~
全英オープン開催コースという歴史を捨てても、ローカルなコースにこだわった会員って・・みんなガックシ!

間髪入れず・・R&A(本部セントアンドリュース内)は

「ミュアフィールドを全英オープン開催コースから除外する!」

と発表!
したがって、今後ここでミュアフィールドでの、オープン開催はなくなったんだな~~

でも善処して女性会員をうけ入れる・・
という決定をしたらどうなるかは・・・私は知りませんが、これって会員にとっていいことだった?

驚いた昨年の事件でした・

ここは世界ランキング

「9位」

です。

3:パインバレー

pain3
(出典元:https://www.imart.co.jp/worldbest100golf_framepage.html)

ここで、トーナメントが開催されることはありません。

しかし世界ランキングは1位です。

毎年・・多分確か数十年前に1位を外れたことがあったような・・
まあ、気にしなくてもここは常連の・・ず~~~っと1位です。

会員数は、世界中から選ばれた1300人が、いるといわれています。(メンバーは非公開)

プレーする規約が厳しく、最もプレーすることが難しいとも言われているようです。

さて女性のプレーですが、基本的に日曜日の午後のみ、プレー可能だそうです。

しかも、メンバー同伴以外にも、厳しい規約があるそうで・・
まあできないといった方がいいような気がします。

女性がここでプレーするのは、至難の業ということですね。

余談ですがこのコースを完成させたのは、チャールズアリソンで、日本のいま世界ランキングに入っている4コース(実際は3コース)すべてにかかわっています。(4コース目が霞が関CCです)

4:サイプレスポイント

cypre2
(出典元:googlemapより引用しました)

オーガスタを設計した、マッケンジー博士の作品です。

ボビージョーンズが、全米アマ選手権で一回戦で負けた時に、時間があったので、ここでプレーしてこのコースに惚れて、オーガスタの設計をマッケンジー博士に依頼した・・とあるようです。

しかし実際はほかの文献によると、ボビージョーンズはサイプレスポイントで、プレーする前に、自分の仕事の事務所に、マッケンジー博士のコースの、レイアウト図面などを張っていたと、いうことも書かれています。

サイプレスポイントでプレーする前から、マッケンジー博士の信奉者だった・・こういうことかと。

どちらが本当でもいいのですが、(ほぼ100年近い前のことですから…)マッケンジー博士の傑作です。

世界ランキングは

「2位」

です。
会員数は世界中でたったの

「250名」

だそうです。(もちろん非公表)
もちろん、世界中の富豪であることは、間違いないでしょう!

250名の会費だけで、運営が成っているんでしょうから。(プレイ費なんて目でないかも・・)

開場は1928年。
オーガスタはその6年後の開場ですね。

ある意味特権階級的な、意味合いも強かったとも言われているようです。

が・・以前はツアーも行われていたようです。
しかしある事件が・・

「ショールクリーク事件」

です。

この人種差別的な発言があって、PGA、USGA,LPGAが声明で

「人種、性別、宗教などいかなる差別があるクラブではトーナメントを開催しない」

このような声明を出したのです。

ところがサイプレスポイントの規約には、こうあるのですね~~

「白人のみという規則」

これがあって、当のクラブ側は、変えることは無かったのです。
残念ですが、トーナメントから一切消えてしまいました。

何とももったいない・・

だけども、それを外してもコース側としてみれば、歴史的のゴルフの伝統から言っても、譲れないものがあるんだと思います。

此れこそミュアフィールドではないですが、全英オープンを蹴飛ばしても守りたいもの!!

なのかもしれないですね。

結局霞が関CCでの女性会員実現の可能性はあるか?

さあ・・どうでしょうか?

参考になるのは、オーガスタの時にはオバマ大統領自らが、コース側に働きかけていました。

今回、霞が関CCの場合も日本の総理が、同じような働きかけをしているような、節も見られます。

他の会員がどう思うか(理事ですが・・)

これは法律を犯しているわけではないですからね。

そのクラブ自体の決めごとの問題ですから。

個人的には、女性会員も受け入れてほしいです。

しかしここに五輪当日、何万人も入るのかよ~~

松山英樹が出場するとなれば、えらいこっちゃデ・・

俺会員ならコースが荒れる・・という理由で

「若洲にもっていけ!」

っていうと思う!

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霞が関CCが女性会員を受け入れる可能性は?まとめ!

いろいろと書いてきました。
皆さん如何思いましたか~~

私は昨年のミュアフィールドの理事会の決定は、まったく理解できませんでした。

全英オープンという1850年から続くゴルフの歴史の一ページを担ってきた、しかも全開催16回という歴史ある名門コースが、その歴史から消える?

んなバカな・・

そう思ったものです。

R&Aの決定は早かったです。

記憶の域を出ませんが、確か次の日だったような気がします。

間違っても一週間以内かと・・

全英オープンは、セントアンドリュースのオールドコースが5年に一回と決まっています。

あとはほかのミュアフィールドや、カーヌスティーやロイヤルパーデール・・などなどのコースがローテーションで開催されていきます。

そこからあっけなく消えてしまいました。

クラブの価値がドン・・と落ちましたね。(そう思ってるのは私だけかもしれませんが・・)

他の、世界中のコースから選んだ、4つのコースのエピソードが、少しで参考になればいいと思います。

では皆さん今年も楽しいゴルフライフを・・って俺っちの山奥はまだ雪に埋もれて、地べたが見えないド~~

2017年3月20日追記

本日のニュースで、霞が関で女性会員受け入れのニュースが出ました。
理事会の決定で、規約を変更するようです。

良かったですね~~

これでオリンピックは、霞が関でお叶われることが決定しました。

もう一つ朗報ですが、先週にゅあフィールドの会員の投票で、女性受け入れの決定がなされました。

即座にR&Aはミュアフィールドを、全英オープンのフィールドに戻すと発表しましたね。

アイルランドで1744年から続く、ゴルづの歴史を見据えてきた、名門コースには誰でもが全英オープンの復帰を、望んでいたんだと思います。

これですべてハッピーエンドですね~~

よっしゃ~~

俺東京オリンピックで、ゴルフ見に行く!!

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