新卒の離職率を減らし退職を防ぐ方法は?3年以内転職がなぜ多い?
就活を勝ち抜いて、ようやっと入社した会社なのに、3年以内に退職してしまう、新卒の方が多いんだそうですが、その原因って何でしょうか?
今は4月ですが、今春の新卒の皆さんは、新社会人として、仕事の調子はいかがですか?
離職率の高い会社や、低い会社の特徴も併せて、私の経験も含めて書いてみようと思います。
確かに、業界別でみてみると、それについての大小はあるようですが、しかしそれにしても多いな~~って思った次第です。
高卒の離職率と、大卒の離職率での差についても、調べてみました。
退職の理由ってそもそも??
会社を退職するには、それなりの理由があります。
退職せずに済むなら、それに越したことはないわけです。
今の時期の4月は、学生さんは就活で一生懸命!
って‥解禁は確か6月のはずですが、しかし当の本人は、面接の練習や大学でのサポートをフル活用で、その準備に余念がないのではないかと、思います。
何せ、就職は一生の一大事ですから!
Contents
新卒の離職率はどのくらいの数字?
これが結構多いので、驚いた次第です。
企業にとっては、ただでさえ、人手不足の時代に、せっかく入った新入社員が、短期間でどんどん退職・・これって悪夢に近いですね。
そんなに多くの方が、3年以内で辞める現実の数字はどうなってる?
裏付けを下記に紹介します。
新卒者の3年以内の離職率ってどんくらい?
(出典元:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/より引用)
(出典元:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/より引用)
これ見て驚きました。
上記は従業員別の、離職率のグラフですが平均すると、下記の数字になるようです。
- 大学卒:32.2パーセント
高卒:40.8パーセント
中学卒:67.7パーセント
大学卒で、ほぼ3人に一人が、3年以内に辞めるんですね。
これ驚きです。
せっかく就活を生き残ったのに…なんでって思いますが、この数字が現実のようです。
ではなんでやめていくの?
新入社員が退職していく理由は?
どうやら下記のような、理由のようです。
- 1:肉体的・精神的に健康を損ねたため
2:労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため
言い方はどうであろうと、こういう理由のようです。
もっとかみ砕いていうと
- 1:入社前に聞いていた労働条件と現実と違う
2:残業代の不払いや人手不足でさらに職務内容の指導がない
3:希望した日に有給休暇が取れない
4:職場指導がほとんどなかった
5:最初から先輩社員と同様の職務だった
などなど・・
皆さんどう思いますか?
新入社員の側に、責任はないのか?
さて??
我慢できないとか‥残業することに抵抗がある・・とか‥
が‥スカスだ‥その前に
この離職率の推移を見ていくと、バブル崩壊後の時期や、リーマンショックの時期や‥その時と比較して、大きな差はないそうです。
ってことは、数十年前からほぼ同じ傾向にあった・・そういうことが言えます。
今の時代の特別な社会現象ではない!
そういうことですね。
関連:有給休暇消化の取得に理由は義務化?労働基準法の定義をチェック!
新入社員の離職率を減らす個人と企業の方法は?
そうはいっても、会社を退職するというのは、結構なエネルギーを要することで、できればないほうがいいのは当然かと。
なので自分なりに、企業側と新入社員側で、注意することを考えてみました。
私も以前は管理職なので、人事についても少しは、経験してますので。
新入社員側の注意する項目は?
まずもって、入社する時点での、失敗がほとんどなのでは?
自分がその仕事に情熱を持てる、損な職業になってるかどうかが、基本的に問題かと。
その辺を踏まえて次の項目を、就活の前に十分に考察したほうが、いいかと思います。
- 1:自分が将来やりたい職業か?
2:給与の段階を見る
3:休日の数を見る
4:残業や休日出勤の実態をよく聞く(調べる)
もっとありますが、こんなところが、大きなところかと。
企業側は、人手不足もあって、いいことを並べる傾向に、あるかと思いますが、そこをしっかりと今の時代はネットという手段がありますから、駆使して調べましょう。
あと・・これを言う方はそんなにいないと思います。
上記の2番です。
平社員と、課長の年収の差を調べておくことを進めます。
なんで?
多分そこで勤務していけば、40歳くらいで課長は十分に臨めるかと。
その時の年収を、知っておくことは、将来の設計に非常に重要だからです。
自分として最低で、倍以上ほしいです。
初任給が300万円なら、課長職で600万円以上は欲しいですね。
なぜそういう基準を設けるのか?
頑張れば、報われる会社かどうかを、見極めるためです。
この差がないというのは、やってもやらなくてもそんなに、影響がない・・いわば私の会社のような一律なら、全くやる気が出ません。
いい人材からやめていきます。
こんな会社ですから、そういう会社は最初から、辞めておきましょう。
これ意外と大事ですよ。
会社側が離職率で注意する点は?
この内容は、どう考えても日本国民には
「職業選択の自由」
という基本原則の権利が、認められてますから、いやなものを引き留める権利は、会社にはありません。
したがってこれは受け身です。
仕方がありません。
でも対策はあります。
基本的なことです。
- 1:労働基準法は厳守する
2:正確な評価に努める
3:相談事には十分応じる(仕事上の)
4:教育機関を十分に持つ
このくらいが、大きな点かと思います。
1番の労働基準法に、凝縮されますが、その中は重要です。
- 1:残業未払い
2:有給を認めない
この二つは最も悪質です。
言語道断ですね。
働き方改革を言ってるときに、それに逆行することは、やめましょう!
働き方改革の残業規制で所得が減る?月の上限設定の背景と狙い!
しかし意外と多いんですね…残業の未払いとか‥有給を認めないとか‥
有給休暇が取れない方に労働基準法の意味と理由をまとめてみた!
有給休暇は、労働者に認められた権利です。
いつ行使しようが、自分の自由です。
これをわかってない経営者や、管理者の方は結構多いんですね。
新卒の離職率を減らし退職を防ぐ方法のまとめ
新卒の3年以内の離職率について、上記で紹介しました。
皆さんいかがですか?
これから就活を行う、またはその真っ最中の方にとっては、参考になったかもしれません。
私のアドバイス・・あんまし役に立たないかもしれませんが、これはでも大事ですよ~~
- 1:自分が将来やりたい職業か?
2:給与の段階を見る
3:休日の数を見る
4:残業や休日出勤の実態をよく聞く(調べる)
この4項目は、最低限見ていきましょう。
基本1番が合致しないと、その企業はだめだな!
やりたくないことを、やろうと思っても、これは無理です。
しかし・・どうしても・・という場合は、有給休暇は消化しましょう。
退職時の有給休暇の消化の拒否は違法か?わが社の例と経験を紹介!
有給休暇は、退職時は使えますから、すべて消化しましょう。
拒否は違法です。
しかしマナーは十分に守りましょう。
社会人ですから、とつぜん・・・はこれはだめです。
周辺に対する気配りも、社会人としてのマナーですから。
企業側の方は、労働基準法は遵守しましょう。
これ基本です。
わが社のようなことではだめです。
私の場合は、夜勤の仮眠時間が未払い賃金になっています。
支払えは‥たぶん会社潰れる??
さて??
しかし、釈然とはしない・・どうしたものか‥??
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