人手不足の原因となぜの疑問!生産年齢層減少には少子高齢化も貢献?
人手不足なのはなぜ?
人手不足の原因を、少子高齢化というキーワードで、統計的に証明していこうと思います。
足元のデーターでは、有効求人倍率はバブル期を超えたようですし、失業率も2倍台で低空飛行で、超売り手市場です。
大卒の就活は、ほぼ行うと同時にほぼ内定!!(私のイメージでは‥さすがに大手はないかと思いますが・・)
日本って人手不足なんだ~~って、関係のない方もいるでしょうが、中小企業の間ではこれは、大変な死活問題で、人手不足倒産も、例年になく多いようです。
どんだけ人手不足??
わが社の場合は、一部の部門は閉鎖したり、時間短縮を余儀なくされています。
来年から、お国では海外の人材を、かなりの人数受け入れるということで、その法案・・改正入管法2019が成立しました。
どんだけ人手不足なんでしょうか?
その根本原因を、統計からみていこうと思います。
Contents
人手不足を生産就労人口と出生率から見てみる!
日本の就労人口というか、働いてる年代というのは、生産年齢人口と言って年齢層は
「15~64才」
と統計として、みているようです。
それと、出生率ですが、これは一人の女性が子供を産む人数のことを言いますが、これが少ないとこの就労する、生産年齢人口を維持することは不可能!
これは誰でもわかる、納得の論理だと思います。
その辺を踏まえて、書いていこうと思います。
出生率の推移はどうなってる?
では・・最近の出生率:2017年:1.43
です。
少ないですね~~
普通、この数字は
「2.07~2.08」
で、人口は維持されると、言われてるようですが、この1.43では少子高齢化傾向は、当然かと思います。
では最近の推移をグラフで。
こちらは戦前も含めた数値です。
(厚労省人口統計より引用)
こちらは直近の数字です。
(厚労省人口統計より引用)
最近は出生率が上昇傾向でしたが、直近の2017年はチョイ減少。
でもやはり、子グラフからは力強さは感じられません。
昔は、すごかったんですね~~
そう言えば、私のおふくろは8人兄弟で、親父は6人兄弟でした!!
生産年齢人口の推移は?
では働く世代の年齢の推移はどうでしょうか?
(引用:国立社会保障・人口問題研究所より)
こんな推移です。
やはり出生率に、たいしてほぼ比例するようなに下がっていってます。
出生率が下がってきた、その現象の人口は、あとからついてくるものですから、1995年くらいがピークで、そこからは減少のカーブです。
そして、その先の予想のカーブはすごい勢いですね。
これ驚きます。
日本の企業の経済規模(GDP)は人手不足で縮小??
生産年齢人口が少なく、その原因は出生率が低下していて、働けるコアの部分の人口が少なくなってきている!
それはわかったのですが、でもそれなりに経済というか、企業の規模も縮小になってきていれば、それはそれでいいのかな?
とも思うのですが、一番いいのは日本のGDPの推移を見ていけばいいかと。
日本のGDPの推移はどうなってる?
このような推移になってるようです。
(出典元;総務省より引用)
ほぼですが、1995年あたりから500兆円前後で推移しているようです。
グラフにはないですが、2017年度:549兆円で6年連続の上昇になったようです。
このように、経済は人手不足をよそ眼に、拡大しているんだな~~
なんで?
人手不足なのに、経済の規模は膨らんです!!
も一回・・
なんで?
だよね~~
なんでかは私は、経済学者ではないですから、確証はないですが、素人考えで私の意見を言うならば・・・
- 1:合理化
2:商品がLSIの発展で集積化されて人手がいらない
3:製造業の輸出からサービスに構造転換
4:外国の方の人材
5:AIでの合理化
などなど・・・
特に、2番と3番ですが、私は製造業でしたが、ビデオデッキの時代は、1台生産するのに組み立てラインの長さが、恐ろしいほど長かったのですが、今やDVDやブルーレイデッキの生産は、ほんの数人かと。
ほぼ、機械でできてますから。
コアな部分はすべて、集積化でLSI化で部品点数は恐ろしいほどに少ないです。
そして、輸出産業からの脱却で、国内消費に転換する政策が上手く(???)いってるように思います。
この辺の構造転換が上手くいっての、このGDPの伸び・・そして人手もそんなに求めてはいなかった・・のかもしれません。
が・・ここ数年は、ほぼ飽和したのかな?
そう思います。
・・・・・・・・・・・
転職の女王のアドバイスって、どんなんでしょう??
面白そうです!
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・・・・・・・・・・
どれだけ人手不足かを失業率や求人倍率などの数字で見てみる!
人手不足のバロメーターといわれる数字といえば・・
- 1:有効求人倍率
2:完全失業率
この二つがあると思います。
最近の推移はどうなんでしょうか?
有効求人倍率の推移は?
(出典元:内閣府の年次経済報告より)
このグラフ見てくださいよ~~~
もう何も言うことないですよね。
2017年の有効求人倍率は:1.5倍
です。
これは昨年2016年度比で、0.14ポイントの上昇!
最新の2018年11月:1.63倍
とっくに、あの超好景気のバブルの時期の数字を、突破しました。
ちなみ、私が転職した13年前には、私の管轄のハローワークの求人倍率は
「0.4倍」
でした。
えらい変わりようです。
平成9年前後をが、ターニングポイントだったように思います。
完全失業率の推移は?
こちらも同じく、有効求人倍率とは、相反するカーブで、相関性はバリバリですね。
求人倍率が上がれば、当然失業率は下がるわけです。
ちなみに完全失業率は
- 2015年:3.4%
2016年:3.1%
2017年:2.8%
これが2018年に入るや否や~~
- 2018年1月:2.4%
2018年2月:2.5%
最新では
2018年11月:2.5%
です。
完全失業率が、3パーセント以下は1994年以来となる数字。
3%以下という数字は、あのバブル期とほぼ同じ水準で、私のその時期に、とんでもない忙しさを体験しているので、どんな状態か理解できます。
募集しても、人はさっぱり面接に来ませんでした。
そして・・・あっという間に泡ははじけてしまいました!
・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・
人手不足の原因の結論とまとめ
この人手不足の原因について、いろんなことを言う方が多いように感じます。
ただ、私が上の人口統計や出生率から、其れに絡めた経済(国力)の規模を示すGDPの推移から、推察するに下記の様に結論付けてみます。
人手不足の原因は、簡単に言えば・・生産年齢人口の
「ひとがいない」
これに尽きるね。
これに反論できる方・・いるかな?
- 1:会社の規模を縮小すればいい・・
2:GDPを維持しなくてもいいのでは?
3:人がいるだけの規模にすればいい
これ全部、同じことのように思いますよね・・
言葉を変えてみただけかと。
でもですよ・・大手企業(上場企業など)は、待遇もいいですし福利厚生も、当然中小よりは圧倒的。
なので、新卒も集めやすいかと。
が・・半面中小企業は、すごく厳しいです。
人がいるだけの経済規模・・となると、その企業活動は維持できない会社も多数出てきて、悪く言えば倒産するかも。
どこの企業も必死に、乗り切ろうと頑張って、何とか企業規模も含めて存続しようとしているわけです。
そういう企業に、人がいるだけ・・はすごく失礼で酷なことに感じます。
まして、日本は資本主義経済圏!
などと勝手に、私の結論を書いてみました。
勿論、専門家の方はいろんな視点で、見ているように思います。
私は私の視点で、上記のようなデーターを勘案して、そう思った次第です。
皆さんはどう思いますか~~~??
・・・・・・・・・・・・・
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