阿修羅の意味と由来は?使い方や例文や歴史的背景も調べてみた!
興福寺の阿修羅像で有名ですが、本来の阿修羅の存在する意味って、どんな意味があるんでしょうか?
仏教でいうところの、こういった像はほぼ偶像の世界で、信仰的な意味合いが強いんだと思いますが、阿修羅の存在する意味は信教ではどんな意味が?
極めつけのキャラが評価すると人気で、モンストでも出てくるようですね。
阿修羅像の画像を見ると、手が6本あるのですが、これにも何か意味があるんだと思います。
やはりこの辺での御利益が、あるんだと思います。
興福寺の阿修羅像の作者は誰なのかな?
魅力を感じる像です。
この姿かたちと、表情とのバランスがとても神秘的に感じます。
仏教での、阿修羅の存在意義と、どのような位置関係にあるのか調べてみました。
とても奥が深い像に思います。
思うに、仏教の信仰に思いをはせた、そんな彫刻の像ですから、簡単に理解できようはずも、ないかと思います。
Contents
阿修羅の意味と由来はどういうところからきてる?
*興福寺の阿修羅像の作者は百済から渡来した仏師・将軍万福(しょうぐんまんぷく)という方のようです。
阿修羅と聞くと、どうにも争うような、この世の修羅という表現にもあるような‥なんとも平和とは逆のパターンに感じます。
調べてみると、やはり平和とは違って意味を異にするようですね。
阿修羅とはどんな神なのだ?
阿修羅とは・・
阿修羅(あしゅら、あすら、असुर、asura)は、八部衆または二十八部衆(中国では二十八天)に属する、仏教の守護神。略して修羅(しゅら)ともいう。六道の一つであり、戦闘をこととする鬼類。
(wikipediaより引用)
とあります。
仏教の守護神ともありますが・・この六道というのが気になったので調べてみました。
六道とは?
六道(ろくどう、りくどう)とは、仏教において、衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界(あるいは境涯)のこと。六趣、六界ともいう
(wikipediaより引用)
さらに分けると
- 1:天道(てんどう、天上道、天界道とも)
2:人間道(にんげんどう)
3:修羅道(しゅらどう、阿修羅道とも)
4:畜生道(ちくしょうどう)
5:餓鬼道(がきどう)
6:地獄道(じごくどう)
というようですね。
その内、この6つをさらに善と悪に分けてあるようです。
- ・天道、人間道、修羅道:三善趣(三善道)
・畜生道、餓鬼道、地獄道を三悪趣(三悪道)
修羅は善なんですね。
これは驚きですが、さすがに修羅を悪に加えて四悪趣(四悪道、四趣)とする場合と、そもそもこの六道から修羅道を除いて、五道とする場合もあるようです。
阿修羅の由来は?
阿修羅の歴史的背景は、仏教誕生以前にさかのぼります。
サンスクリットのアスラ(asura)は歴史言語学的に正確にアヴェスター語のアフラ(ahura)に対応し、おそらくインド-イラン時代にまでさかのぼる古い神格であると考えられている
古代インドの神で梵: asura(アスラ)の音写であり、阿須羅、阿素羅、阿素洛、阿須倫、阿須論、阿蘇羅などとも書く。
漢訳は非天、不端正
(wikipediaより引用)
とこういう紙で、古代インドの文献に出てくる神のようです。
仏教には仏法の守護者として八部衆に入れられたとあります。
守護者であったわけです。
それが何で戦闘神になったのか?
*強烈な個性でモンストではゲームのキャラクターに!!
阿修羅が戦闘神になった理由は?
阿修羅は帝釈天と争った、悪鬼神といわれていますが、そもそも帝釈天と争う羽目になった理由は?
阿修羅族の王の一人プローマンの娘「舎脂」がいたのですが、阿修羅は帝釈天に嫁がせたいと思っていたそうですが、帝釈天が力ずくで奪ったんだそうな‥(誘拐して凌辱したとも・・)
怒った阿修羅は、帝釈天に戦いを‥これが真相のようです。
スカスだ‥
悪鬼神といわれるには理由があるんです。
帝釈天は、配下の四天王や三十三天の軍勢で応戦。
当初は帝釈天の優勢・・が‥ある時、なぜか阿修羅が優勢に。
帝釈天が後退しているときに、蟻の行列に‥さすが帝釈天・その蟻を踏んではいけないと指示。
交代が止まったのを見た阿修羅は、何かはかりごとが‥と疑い本人も撤退。
が‥力の神に勝てるはずもなく大敗。
しかし天界でのこの騒動で阿修羅族は、天界である忉利天と善見城から追放されてしまう。
そして・・・
上から天界、修羅界、餓鬼界というように、天界と餓鬼界の間に、修羅界が作られたという説です。
そして、「舎脂」(シャチー)は怒りと嫉妬の女神ともいわれるそうです。
この嫉妬は怖そうです!!
・・・・・・・
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阿修羅からの連想で日常での使い方は?
阿修羅と、帝釈天の戦いは、この場合は阿修羅族の王の娘「舎脂」をめぐる争いです。
しかも、その争いの時には、「舎脂」はすでに、帝釈天の正式な妻に収まっていたのです。
ならばもういいではないか?
が・・そうもいかないのがやはり、今の人間界にも共通なのかもしれません。
戦いを始める理由は正義であっても、許す心を失ってしまう・・これって男女の場合は、かなり当てはまることかと。
例文ですが・・もうお分かりかと。
あまりいいことではないですが、男女の関係の場合は、多く使われるゆえんは、私はこのことのいわれだと思っています。
「男女の関係の争いの場合は、修羅場と化してとても感情渦巻き、みられたものではない!」
このような表現が適当かと。
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なかなかいい得ているから、とても不思議です。
阿修羅の意味と由来のまとめ
よく「修羅場」とも言いますが、こういういわれがあったんですね~~
これは知りませんでした。
おそらくこの辺が語源になっているのだと思います。
これは、古典の話ですから、実際は宗教的で自分の心の中に存在するものと、私は思っています。
スカスだ・・・
帝釈天は待ちきれなかったんですね~~結婚の日を‥待ちきれずに舎脂(シャチー)を奪って凌辱!
しかし、逆に舎脂はそれでも帝釈天を愛してしまう!
このことにますます阿修羅は怒って、これは阿修羅神族に対する裏切りであると、復習に燃える悪鬼と化した。
そして、舎脂は怒りと嫉妬の女神といわれる。
何とも、現代に相通じるものが、あると思いませんか?
こんな、昔っから今の現代をすでに見抜いていたような、そんな感想を持ちました。
怒りと嫉妬には、触れないようにしましょう!!
・・・・・・・・・
このシャツはすごい・・ビビってしまいます!!
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