病は気からの意味と語源について調べてみた!気の効果を証明?
病は気からって本当を、科学的根拠に基づいて解明した「北海道大学」はすごいですが、さてこれは何時から言われる言葉なんでしょうか?
その「病は気から」の語源や、意味について少し書いてみようと思います。
病は気からならば、対策はこの「気」を何とかすればいいのか?
とも単純ですが、思ってしまいますが・・・さて?
何時頃から、この「病」と「気」の関係が言われるようになったのか?
ちょっと興味があったので、調べてみた次第です。
ずいぶん昔っから、言われていることなんですね・・驚きました。
(出典元:https://bmp.jp/mitsuo/76.htmより引用)
Contents
病は気からの意味と語源について!
「病は気から」
これは、普通に使われてる言葉だと、思います。
さらには、いわゆる落ち込んでる方に、元気をつける言葉でも、あるような気もします。
「そんなに落ち込んでいたら、病気なるぞ‥元気出そうよ!」
こんな感じの、使われ方かもしれないですね。
病は気からの語源は?
では本題ですが、これは意外に古いんですね~~驚きましたよ。
中国最古の医学書で
「黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)」(紀元前450〜221年頃)
という本に、こう書かれているそうです。
「百病は気に生ず(全ての病は気から生ずる)」
驚きました~~
もう紀元前の200年以上も前に、そう認識されていたんですね。
この時代は、秦の「始皇帝」の最後か、もしくは全盛の時代かと。
ではその考えは日本に、いつごろ入ってきた?
中国との当時の交流はないですから、当然ですが遣唐使や遣隋使の時代かと思うので
「飛鳥~平安時代」
ということかと思います。
平安時代の元気は「減気」と書いたそうです。
要するに病む気が減る!
要は病の気が減るから、元気になる・・そういうことかと。
病む気が、要は病気という意味です。
さらに驚くべきことに、前期の中国の医学書には、こうも書かれているそうな・・
「見ることのできない何か(気)が体内を巡っている。それが気である」
これって、現代で言えば
「ストレス?」
とも言えないか?
私はそう思うのですが、古代から何かがわからないけれども、気持ちの持ち方というか、そういうことは重大なテーマだったんだな~~と思います。
この「病は気から」の語源は諸説あるようですが、こちらの方が、どうやら最古のような気がしますが・・・
皆さんどう思いますか~~
気は万物の元!
中国で言う、「気」というのは、万物を創成する「エネルギー」そのものなんだそうです。
決して、日常使われる
「気持ち」
ではないようです。
確かに太極拳はこの「気」が大きいような気がしますが・・
「気功太極拳」
というのがあるくらいですから。
この太極拳は、この「気」を体にためるための、運動なのかもしれません。(勝手な推察です)
万物の元は「気」であるなら、気にはエネルギーがあるはず。
なんて書くと・・もう難しくなりそうなので、辞めておきます。
少なくとも体を構成しているのは、中国漢方医学では
- 気(実体のないもの)
血
水(血液以外の体液)
という3要素の考え方。
この3要素のバランスが、程よいのが健康なんだそうな。
人間の体も、この気から作られているので、これが病むのはやはり病気なんだと思います。
「気」が正常でないと、健康は維持できないと、いうことですね。
しかし、この中国漢方の考え方も、もとは上記で紹介した、最古の医学書の元になってるのかもしれないですが、真意のほどは想像できないです。
大いなる考え方だな~~
って思った次第・・素晴らしいですね。
病は気から・・モリエールの戯曲
1600年代の、フランスの宮廷文学者で「戯曲作家」のモリエールは、数々の名作を今の世に残しました。
「人間嫌い」
はその中でも有名ですが、最後の舞台、最後の書下ろしが
「病は気から」
という、戯曲です。
喜劇なのですが、まさにこの病は気からを地で行くような、そんな方だったような気がします。
「気で病む男」
こう、タイトルづけされた時期もあったようですが、現代では
「病は気から」
で定着したようです。
俳優の「江守徹」さんは、このモリエールの大ファンを、自称していました。
なんとなく、読み方が似ているような・・・
いずれにしても、医者と、気の持ち用の「病は気から」をテーマにした、フランスの宮廷文学としては、有名な作品なので、話題になるようです。
興味のある方は、一度読んでみると面白いかも。
*前回記事は北海道大学のチームが「病は気から」って本当を、科学的根拠で証明した記事を紹介しました。
病は気からって本当を北大が科学的根拠で証明?ストレス抑止効果に期待!
まさに、上記の中国の最古の医学書の内容を、証明したことになろうかと。
また中国漢方の考え方も、基本も証明されたのかもしれないですね。
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病は気からの意味と語源のまとめ
恐ろしいほどの昔から
「病は気から」
という意味の解釈はあったんですね!
まったくもって、驚きました。
中国漢方でいう「気」は、気持ちではなく、エネルギー!
これは生きていくための、エネルギーの源のようなもの・・そのような解釈なのかな?
そう思った次第です。
「病は気から」
そのもズバリの「戯曲」が中世のフランスで、あったなんて・・
此れもまた、驚きました。
「ルイ14世」
の時代です。
中国の最古の医学書の古さが、紀元前の400年前後??
此れもまた驚きで、「孫子」の生きた時代に近いですね。
孫子の兵法が、その時代に編纂されたのですから、そういう医学書もあっても、不思議ではないかな?
とも思いましたが、奥が深すぎて想像するのが、とても楽しいです。
皆さん・・気を確かに持って、毎日楽しい「気」ですごしましょう!
ネクラになってはあかんよ!!
・・・
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これって、すごく疑問だったのですが、何となく解けたような~~
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