年金の繰り下げ受給は損か得か?加給年金や支給総額の予想額に驚き!
年金受給のことって、皆さん考えたことありますか?
年金支給開始まであと何年?
って、考えていてもすぐに、やってくるのが時間だと思います。
「年金受給の繰り下げ」
これは、本来65歳から受給する、年金を66歳~以降に繰り下げて、受給する制度です。
これは任意ですが、さて・・これってメリットとデメリットって?
でも、年金満額受給資格があるにもかかわらず、需給の開始を繰り下げる方って、かなり生活に余裕がある方でないと、そうはならないような気がします。
が・・しかし・・個人的に、これは損か得か?
ちょっと調べてみました。
私は、まだまだ先のこと・・・と考えていたら、もう数年先まで来ました。
数年ですから、10年無いわけです。
そこで、友人が繰り下げならぬ、「繰り上げ」を検討してるので、そこで繰り下げもあるのを見て、さて・・
「年金の繰り下げ受給て何?」
ってなったわけです。
Contents
年金の繰り下げ需給って何?
年金の受給開始年齢は、女性は60歳から男性は62歳からですが、これが段階的に65歳に引き上げられる、現在は過度期に当たってるようです。(2017年8月現在)
男性:昭和36年4月2日以降
女性:昭和41年4月2日以降
の生まれの方で、すべてが65歳の支給開始に、変更されるようです。
なので、ここでは65歳からの支給開始の、繰り下げ年金の受給について、書いていきます。
年金の繰り下げとは?
65歳以降、年金の1部または全部の年金を「後で」受け取る代わりに支給額を増やして受け取る制度。
のことを言って、当然それには手続きが必要です。
この後でというのは、65歳以降
「1年以降月単位」
で選択することが可能のようです。
では何時まで?
70歳まで可能のようです。
したがって、繰り下げの選択年齢は
「66~70歳」
までの月単位。
ということになります。
年金繰り下げの受給額の趣味レーションをしてみた!
では具体的に、どのような支給額になるのでしょうか?
ここではわかりやすいように、65歳から支給される年金額を仮に
「100万円」
に設定して、シュミレーションしていきます。
言葉で書くと・・・
増額は 「0.7%/月」 です。
年間で 「8.4パーセント」
したがって、
65歳:100万円
66歳:1,084,000円
この場合何歳で、総支給額が追い付くか?
66歳からの場合は、最初の65歳の時の100万円は、支給されてないので、8万円でこの差額の100万円を追いかけていきます。
65歳開始:79歳:1400万円
66歳開始:79歳:14,092,000円
79歳で、追いつくようです。
それ以降は、加算された1,084,000円を、受給できるようです。
ではその額の推移は?
いい図があったので、紹介します。
下図のような推移です。
(出典元:https://manetatsu.com/2017/08/100761/より引用)
これっていつで元が取れる?
ちょっとシュミレーションしてみました
- 65歳:79歳:14,000,000円
66歳:79歳:14,092,000円
67歳:79歳:13,956,000円
68歳:79歳:13,772,000円
69歳:79歳:13,360,000円
70歳:79歳:12,780,000円
(79歳での総受給額)
- 65歳:80歳:15,000,000円
66歳:80歳:15,176,000円
67歳:80歳:15.184,000円
68歳:80歳:15.024,000円
69歳:80歳:14.696,000円
70歳:80歳:14.200,000円
(80歳での総受給額)
上記の数字を見て、如何思いますか~~
何と70歳からの支給開始では。80歳でも追いつかなくて、82歳でようやく逆転するようです。
日本人の平均年齢は
男性:80.79歳
女性:87.06歳
男女差で「6.26歳」もあるんですね。(2015年のデーター)
これから勘案すると、男性の場合は70歳支給開始では、年金を65歳から支給開始した方に比べて、逆転はしないという結果です。
あくまでも平均寿命の、考え方から言ってですが。
女性の場合は、82歳で逆転して、その後5年間はプラスの分を享受できそうです。
勿論個々人の人生で、どれだけ生きることができるかなんて、わかるわけないですから、あくまでも平均寿命という、概念で考えれば・・です。
男性の場合は、68歳がリミットですね。
この考え方・・・マ違ってるかな???
年金繰り下げ選択時に加給年金は要チェック!
「加給年金」
これって何でしょう?
「加給」
ってくらいですから、足さって支給される・・そんなイメージかと思います。
これはいわば、年金受給者が受け取れる、扶養手当みたいなものなんだそうな・・
例えば私が65歳で、妻60歳。
となると、妻が65歳になって年金の受給資格が出るまでの間は、
「389.000円」(平成29年度額)
が加算されて支給されるようです。
子供にも適用されるようです。(18歳未満)
子供、一人目、人目が「224300円」3人目になると「74800円」が支給されるようです。
妻が60歳なら、5歳差。
ところが私が、年金の繰り下げを選択して70歳からの、支給を選択した場合は、この加給年金は受給できません。
さらに、繰り下げで年金受給を開始しても、この分は増額にはならないのです。
これはちょっと大ごとですね。
支給を繰り下げどころか、完全に目減りしそうな雰囲気・・てか・・・そうなるな・・
が・・・しかしこの年金版の家族手当ともいえる、「加給年金の受給資格」は、厳格です。
年金版家族手当ともいえる加給年金の受給資格は?
では加給年金の受給資格ですが、概ね下記のようです。
- ・ 20年以上厚生年金・共済年金に加入していた人。
・ ただし配偶者は20年以上厚生年金・共済年金に原則加入していない人。
・ 配偶者より先に65歳になる人。
・ 配偶者が年収850万円未満の人。
・ 65歳時点で配偶者や高校生以下の子供がいる人。
一般的に言えば、夫がサラリーマンで、妻がパート勤務かもしくは、夫の扶養に入ってる家庭のような気がします。
さらには、お子さんがまだ高校生以下の子がいる。
こんな家庭のようです。
年の差婚ほど、長い期間、この加給年金を受給することが、できるようです。
年金繰り下げで損する人と得する方ってどんなケースが考えられる?
では、私が勝手に考える、年金繰り下げで損する方と、得する方を考えてみました。
年金繰り下げで損する人はこんな人かと!
- 1:長生きする自信がない方
2:65歳時点で加給年金の受給資格がある方(妻と子供)
大きく分けると、この二つになろうかと思います。
1について
まず以って長生きしないと、これは始まりませんよね~~
80歳まで生きる自信がない方は、さっさと年金受給して、楽したほうがよさそうなイメージがします。
しかも、上記のシュミレーションでも、繰り下げしても追いつくのが78~82歳という幅。
その後の人生を考えておかないと。
2について
2は、年下の妻がいたり、高校生(18歳未満)のお子さんがいたりした場合は、加給年金の受給資格がありますから、年金繰り下げは、圧倒的に不利。
妻の加給年金が年額
「389800円」(32400円/月額)
ですから、これは大きいです。
この部分の増額で見ると、ほぼ70歳からの支給額と、同じになります。
これは、いただいた方がお得のような、気がします。
ってか・・お得です。
年金繰り下げで得する人はこんな人かと!
では今度は得する方を考えてみました。
- 1:長生きに自信のある方
2:加給年金対象者でない
3:夫婦共々20年以上勤めている
4:女性である
1について
1は当然ですよね。
これは4にも当てはまると思います。
女性の方が、平均寿命が長いですから(87.06歳)女性の方が有利かと思います。
男性は、平均寿命から言って、不利なような気がします。
2について
これは同じく3にも当てはまりますが、独身者や、夫婦共々20年以上厚生年金の加入者であったり、妻が年上だったりと・・
加給年金の対象者でない場合は、単純に「繰り下げ受給」を検討してみても、いいかと思います。
皆それぞれの、境遇や年金のかけた期間や、さらには家族構成も違いますから、一概にこれだ・・
という、言い切ることはできないと思います。
が・・少しでも得をとりたいは、これは人情なんだな~~
・・・・・・・・・・・
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そなん??
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しかし・・・やめたはずがなんでこんなにいそがすいんだ~~
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年金の繰り下げ受給は損か得か?のまとめ
「年金の繰り下げ受給」
は損か得か?
デメリットやメリットについて、書いてきましたが、今回色々調べて、この繰り下げのいい部分や、ちょっと・・という部分について、ちょっと理解が深まったような気がします。
やっぱし基本は平均年齢かな~~
なんて自分は思いました。
日本人の平均年齢は
男性:80.79歳
女性:87.06歳
です。(2015年のデータ)
6歳以上も開きがあるんですね。
ちょっとこれは驚き。
私は男性ですから、ほぼ80歳なんですね~~
そうなると、やはり65歳からいただいた方がいいような気がするな~~
っても思いました。
上記の、損か得かを書いていて思ったのですが、仮に70歳まで繰り下げした場合は
「65歳~70歳」
までの間の収入がないと、生活できませんから、これはもう働くことが大前提。
しかも一家の大黒柱なら、それなりの収入もキープしていかないと。
最近は晩婚化が、進んでるようですから、65歳でもお子さんが高校生以下・・そんなご家庭も多いかもしれないです。
いろんなケースでの、最善を考えて、判断することが大事かと思います。
自分で調べながら書いたので、私もかなり年金については(この繰り下げに関して)、ちょっとだけですが、物知りになったような気分です。
ただこの要件も、このままず~~っと・・ではないかもしれません。
年金額が、減額される可能性もありますし、支給開始年齢も下がるかもしれないですしネ・・
では皆さん・・健康に留意して、まずは健康で長生き!
此れだね!!
・・・・・・・・・・・
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注:この書いた内容の規則については、2017年8月現在の内容です。
年金の資格や受給要件や金額については、年度で変動する可能性が、あるので、実際には必ず年金事務所で確認してください。
*追記
今国会での、政府の方針で70才の年金支給開始の選択が、出来るようです。
圧倒的な割り増しが、この70歳支給開始にはついてるようです。
金額の資産では1.6倍近い案があるようですが(65歳開始との比較で)、正式に決まったら、また追記します。
いずれ、今の上記の70歳開始の、42%よりはかなりの上乗せになるような予感がします。
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