渡辺篤は引きこもりをアート(現代美術)に表現!支援や脱出に役立つ?
引きこもりの方の部屋の写真を募集して、それを本にした方がいます。
「渡辺篤」
さんですが、自身の引きこもりの経験を持つだけに、この写真集説得力があります。
引きこもりの原因が何であれ、そこから脱出するのは容易ではなさそうです。
生活のほとんどは、親と同居か親からの仕送りかと。
現代美術の世界に、引きこもりという分野を持ち込んで、さらに破壊することにより、引きこもりからの脱出の運動も。
引きこもりは今や、内閣府の調査で、それに近い層の親和群も含めると、実に155万人ともいわれるようです。
主婦から中年層まで、また若年層から・・・広い年齢層に、分布しているようですね。
この、アートの世界は支援の輪につながっていくか?
引きこもりとアート・・芸術って・・
一瞬、繋がっていることのほうが、不思議なのですが現象をとらえる方向によっては、かなりの効果があるような気がします。
凄い取り組みで、驚きましたが素晴らしい発想だと思います。
Contents
引きこもり部屋の写真集で引きこもりの何が変わる?
「アイムヒア プロジェクト」(「 I’m here project 」)
と銘打った、今回の渡辺篤さんの、写真プロジェクトですが、ネット公募で約40人、160枚の写真が集まったために、その写真を本にして、さらに展覧会も。
アイムヒア プロジェクトのプロジェクトの趣旨は?
「引きこもり当事者の発信する形を模索!」
その結果の企画だったようです。
確かに、引きこもりの方には自分で何かを発信するということは、やはりないんだな。
その意味では、この写真があつまたっということは、その目的のある程度は達成されたんだと思います。
どんな写真が集まったの?
- これは芸術の域なので、引用は著作権があるためにできませんが、ゴミ屋敷から無味乾燥なへや。
- 飲みかけのペットボトルから、敷きっぱなしの布団。
ベッドの上に散乱した、日用品から大学の勤務をあきらめた方の、積み上げられた専門書の山。 - な~~ンもない単なる部屋。
などなど・・・見た限りでは、ほぼゴミ屋敷のような部屋の内容や、全く整理されてない、乱雑にちばらった部屋の写真が多いです。
しかしそれは、引きこもりの方の「苦しみや不安を表現する作品」と言えると・
ある方の弁・・
*ゴミであることで、こんな自分を罰している気がして安心できる!
う~~ん
これどうでしょうか?
写真提供者の方のコメントです。
この方の写真は、部屋の中にうずたかく積まれた、ゴミ・・またゴミ!
これが芸術??
現代美術家の「渡辺篤」さんに言わせると、当事者に呼び掛けて、写真が出てきたことに意義がある・・・と。
約40人から写真が集まったそうな。
・・・・・・・
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引きこもりは現代芸術(美術)を醸成している!
渡辺篤さんが、この「アイムヒアプロジェクト」を行おうと思った理由が・・
- 「引きこもりの人の言葉は聞けない」
「だから聞こうと思いたい・・そういう機会を作っていきたい」
そういうコメントです。
言葉が出てこないのなら、写真で撮ってもらおう。
写真という媒体で、自分を出してもらおう!
そういう趣旨なんだと思います。
この写真を通して、引きこもりの方の理解を深めるきっかけや材料になるかもしれない・・そう思っているようです。
確かにな~~って思います。
これが大事だな~~って思ったのは・・
引きこもった時間が写真の空気感だ!
何事もそうだと思うのですが、。この写真にしても引きこもった時間がないと、その空気感は、漂わないんだな。
作ったものではないわけです。
このリアル感が、美術的に大事。
そしてそれを表現しているのは、まぎれもなく引きこもってる当事者!
ここが大事かと。
さらに、引きこもった時間こそが、写真の製作期間という考え方である!
それもその通りかと。
なので・・渡辺さんが言うには
- 「引きこもった時間はクリエイティブな時間ではないか?」
「傷ついた経験自体が何か可能性を秘めている!」
そうも言ってます。
こういう発想が、現代美術には必要なのかな~~などと思います。
何せ、過去ではない現代美術ですから。
社会の在り方、または現代社会の中から、美術を表現すれば、すべての分野がその題材になろうかと思います。
引きこもり写真集と現代美術のまとめ
社会との向き合い方が、変わった方もいるようです。
写真提供がきっかけで、外に出るような方も。
提供した写真の使い方を見て
「こんな風雨に使ってくれたんだ・・アクションを起こしてみてよかった!」
写真集という、一つの美術の分野のプロジェクトで、その構成の中で一つのものを作ったのかな?
そんな達成感を感じた女性もいたようです。
過去を破壊して組み立てることに意義がある!
もう一つ、渡辺さんの引きこもりとの美術で、斬新的なのが
「過去を破壊して、未来を組み立てる」
そんな取り組み。
コンクリートで作られた、過去のアルバムを、ハンマーで破壊して、それを組みたてる。
組み立ては、ボンドで接合していくのですが、最後のところは残しておくんです。
その最後の出来栄えは、どうなるのか?
その引きこもった当事者が、現実に帰る時なのかな~~
と、私は思った次第です。
破壊した、引きこもりの当事者の方は、そこを組み立てるのは、残っているのは気になるでしょうね~~
引きこもりと現代美術の融合は、斬新だな~~と思いました。
皆さんはどう思いますか?
写真の販売先と購入手段は?
渡辺篤さんのHPかと思います。
楽天では扱っていないようです。(2019年3月2日時点)
本自体は、2月16日に発売されてるようですね。
こちらに問い合わせてみてください。
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昼休みの休憩時間が一番かと思いますが、一人で過ごしたい方って、結構いるようですね。
私もそうでした。
Z世代というのは、全く聞きなれない言葉でした。
z世代の価値観や特徴は消費性向を変える?アマゾン苦戦の年齢層は?
調べてみて、なるほど~~と思った次第ですが、この世代、かなりの特徴があるようです。
世の中の構造が、かなり変化していきそうな予感がします。
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