年金は何歳から受給が一番得?繰り下げ繰り上げ制度を試算してみた!

年金受給の年齢は、いつからが・・何歳からが一番得するかの考察で、正解は何歳?
年金の貰う(受給)年齢は、受給資格年齢に達して、繰り上げや繰り下げというシステムがあって、自分で選択できるようになっています。
昨年のお国の議論で、繰り下げを70歳までの選択した方には、特に優遇する・・そんな話も一部でありました。(決まってはいません)
働きながら年金を受給してる方も、多くいます。
実は私もそうです。
働いているからとか、平均年齢が伸びているからとか、そういう観点も考慮したうえで、
年金には、加給年金もありますし、その個人のおいて少し条件の違う場合もありますから、その辺も考慮して、私の場合も含めて、シュミレーションしてみました。
皆さんの年金の、受給額の予定はいかがですか?
金額や、何歳からの正規の受給資格か、認識していますか?
私は、体調の面もあって、62歳の昨年末から受給しています。
Contents
年金の繰り上げ需給は損か得か?
年金は、60歳からの受給資格が発生します。
が・・現在の制度では、65歳までの支給開始年齢の移行期間中です。
60才からの受給開始の、繰り上げ需給が可能なのは、一般的に
- 1:「老齢基礎年金」(国民年金)
2:老齢厚生年金
の部分ですが、その他についてはこの場では割愛します。
一般的なお話なので・・
ざっくりですが、繰り上げ受給の場合は、当然減額されます。
sの減額幅が、結構大きいです。
繰り上げ受給の減額幅は?
繰り上げ需給の減額幅は
「6%/年」
です。
「0.5%/月」
です。
下記の表によります。
(出典元:https://seniorguide.jp/article/より引用)
なので、65歳から受給の方が、60歳からの受給なら
「30%」
も減額されます。
すごいね。
老齢基礎年金の場合なら
779300円(65才) → 545510円(60歳)
(*2018年現在・金額は年で変動するかもしれません参考までに)
でこんなに減ってしまうんです。
これはチョっと、いくら何でも損してしまいそうな気がします。
ちなみに、繰り上げ受給した場合は、5年間は最初にもらいますから、有利です。
すぐにお金が必要な方にはいい制度かと思います。
65才の方のほうが3割多いのですが、総支給額でどこで追いつくかというと
「77才」
で追いつきます。
なのでそれ以降は、圧倒的に正規の年齢のほうが有利!
繰り上げ支給が有利な方の場合はどんな場合?
考えてみましたが、何らかの理由で、最初にもらったほうがよい方。
さてどんな方でしょうか?
私が思うに・・
- 1:現在病気中で経済的に困難な方
2:がん治療などで不安な方
3:年齢的に平均年齢までは持病があって無理かも
などなど・・だと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
いずれ、金銭的な問題や、健康面の不安な方のような気がします。
年金の繰り下げ需給は損か得かの考察!
さてそれでは繰り下げ需給の場合ですが、どうでしょうか?
ちなみに、私は繰り下げることは、全く思っていませんでした。
老齢基礎年金は65才ですから、そのまま。
報酬型の厚生年金は、62歳からの受給です。
それと、企業年金がプラスされています。
私にとってみれば、結構な金額で、すごくありがたいですね。
繰り下げるとどんだけ年金が増える?
繰り上げと違って、繰り下げると年金の金額が、アップします。
優遇処置があるわけです。
どんだけ?
「0.7%/月」
なので
「8.4%/年」
になります。
5年繰り下げて、70歳からの支給開始なら、42%も増えます。
この金額は魅力的に感じます。
が・・65歳から支給の方は、もうすでに貰ってますから、70歳の方のほぼ1.42倍で追いかけるのですが、追いつくのは
「約81才」
です。
さて‥これって、ほぼ男性の平均年齢ですよね~~
これをどう考えるかだと思います。
さて??
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皆さんの、奥さんは何歳ですか?
この加給年金は、夫よりも若い妻の方が対象の制度です。
例えば、私が60歳で、妻が57才で妻は3歳の年下だとします。
私が、65歳で年金の受給を開始した場合は、妻が65歳になるまでの3年間は、私の年金に妻の加給年金がプラスして、支給されます。
え~~~そんな制度あるの?
あるんです・・ンでなんぼ?
「32000円/月額」(金額は前後するかも知れませんが大枠で)
なので、年間だと12か月をかけた額が、私の年金にプラスされます。
なんぼだ??
って・・これ大きいですね。
5歳下なら、5年間も。
この場合は、妻のほうはこの加給年金を自分の年金という解釈で、実際の自分の年金は、繰り下げたほうがいいかもしれません。
尤も・それは個人の判断ですが。
が・・・これは、年金を繰り上げ受給すると、この加算はありません。
ここが味噌ですね。
さらに妻の他に子供にも加給年金があります。
子供が満18歳になるまで、支給されます。
支給金額は、子供の人数によって異なってきます。
が、結構な金額です。
なので、65歳からの支給開始年齢が、最善と思います。
年金の受給は何歳が一番得の結論とまとめ
さて結論です。
どう考えても、繰り上げ受給はおすすめではないですね。
現在は65歳までの定年延長が、既定路線なので、65歳まで働いてその時点での受給開始がおすすめかと思います。
70才まで繰り下げても、総支給額で追いついて、その恩恵を受けるのは82歳から。
82歳以降でないと、繰り下げの恩恵が受けられないわけです。
さらに加給年金が受けられなく、不利な条件が繰り上げ受給では発生します。
実際の繰り上げ繰り下げ需給の実態は?
厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」(平成28年度)のデーターっで、平成28年度の実態調査の結果ですが
- 繰り上げ受給:34.1%
通常時給:64.5%
繰り下げ受給:1.4%
こんな実態のようです。
繰り上げの方が結構多いんですね~~
上記の数字は、年金支給開始後の方の数字で、新規の時点での繰り上げを選択する方は、その3分の一程度のようです。
新規の時点の繰り上げ選択:9.2%(2016年実績)
が・・しかし受給中に、気持ちが変わって、繰り上げに変更する方が多いという、そんな現象が見えてくるのですが、この考え方正しいかな?
皆さん、いつまで生きられるかわからないから(例えば・・)、さっさともらったほうがいい!!
そんな意図が見えるような気がします。
半面、繰り下げ需給の方は、ほとんどいないような感じです。
このデーターを見て、どう思いますか?
結論は、いろんなプロの方も言っているのですが
「65歳からの受給開始が最も懸命!」
が結論です。
勿論私も規定通りです。
繰り下げはしません。
私の場合は、厚生年金の部分が、62歳からなので、その通りに受給開始しました。
私も、いろんなシュミレーションをした結果です。
皆さんも実際の金額と、割増割引の計算をしてみると、実態がわかるかと思います。
皆さんはいかがしますか~~~~??
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が・・働きすぎると、その給料によっては、年金が減額されます。
さてその金額ってどんくらい??
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