改正入管法2019のメリットとデメリットと配偶者の保険と年金は?

改正入管法2019(出入国管理法改正案)の、中身を精査した結果のメリットやデメリットを、考察してみようと思います。
国費(国の医療費)に大きく影響する、健康保険や年金についても、どうなるのか検討してみます。
特定技能者1号、2号で在留資格を得た場合の、保険や年金の詳細はどうなるのか、ここすごく気になります。
改正入管法は、2018年の秋の国会で、現在議論中で施行開始は2019年4月を目指しています。
が・・なんか降ってわいたような、この法律に国内と野党からも、形を変えた移民政策で、まさに移民の解禁ではないか?
そういう、議論が巻き起こっているのですが、さて?
法律の中身の、大枠は見えているようですが、個別の案件を掘り下げていくと、その内容がかなりの曖昧さ!
改正入管法2018についての、法律の中身については、下記にて紹介しました。
また現状との違いについても、書いてみました。
詳しくはこちらです。
改正入管法2019の問題点と在留資格と移民の違いについて考える!
今わかってることを、大まかですが紹介しました。
個別については、現在議論中です。
Contents
改正入管法のメリットを項目を変えて考えてみる!
改正入管法の中身については、概ね上記のリンク内で、(本ブログ内の記事)で紹介しました。
ここでは、どんなメリットや、デメリットがあるのかを、自分なりに考えてみました。
プロの視点ではなく、私の視点ですので、ある意味テキトーかもしれませんが、当たらずも遠からずということで!
改正入管法の主なメリットは?
これは分野を少し分けてみたいと思います。
企業側のメリット:人手不足が解消される
これが一番大きいと思います。
もともと、その経済団体側の、要望があったのかどうかはわかりませんが、企業の人手不足を解消するための、施策ですから、それがメリットでないわけはないと思います。
お国のメリット:税金収入とグローバル化の宣伝になる
働いていただければ、税金収入もありますし、地球規模でのグローバル化に貢献出来るという、宣伝効果があろうかと。
税金収入がいくら程度かはわかりませんが、規模が数十万人規模??
というならば、配偶者も含めれば、その消費もそこそこ期待できそうな気がします。
居住地域のメリット:人口減に少しは歯止めになるかも!
日本は、一部の地域を除いて、どこに行っても少子高齢化で、人口減に見舞われています。
地方の、工場などに効用があった場合は、その地域の人口減に、少しは貢献しそうな気がします。
改正入管法のデメリットを考えてみる!
さて、問題のデメリットです。
これは大きく危惧されてることがあります。
改正入管法は事実上の移民政策ではないか?
これは、最初から言われていました。
数千人規模ならいざ知らず、規模が数十万人ともなれば、これはちょっと無視できない数字ですね。
そもそも、移民とは?
それに道を開けそうなのが「特定技能2号」の方でしょう。
こちらで、認定されれば、配偶者の日本での呼び寄せての、同居が認められます。
勿論、将来的には永住許可の、可能性が高まるようです。
となると、やはり移民政策と同じ??
どうなんでしょうか?
教育や社会インフラ面でのコストアップは?
日本にきた配偶者の方や、当人が日本になじむためには、やはり日本語教育や、住居などの受け入れ態勢も重要かと。
やはり、その辺は教育機関や市町村役場などの、体制にコストがかかるような気がします。
治安が悪くなる不安を感じる方が多そうだ!
これは、多くの方がそう思ってるのではないでしょうか?
都内や、埼玉県では一部の街が、ほぼ外国人化して日本人が住みずらくなってる場所もあるようです。
そうなると、嫌だな~~~っても思います。
この静かな山村地区を、外国の方が闊歩するようなら、ちょっと古き良き日本が、全く以て変わってしまうような気がします。
これはちょっとな~~って思うのですが、皆さんはどう思いますか?
在留者の社会保険と年金の適用範囲について
これは今盛んに議論されてますね。
長くなりそうなので、次の章で紹介します。
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関連記事
今回の改正入管法の、大まかな内容について、公開されてる情報をまとめてみました。
また、問題点なども私が思うことを書いてみました。
参考になればうれしいです。
改正入管法2019の問題点と在留資格と移民の違いについて考える!
大枠の受け入れ人数についても、提起がありました。
こちらについて紹介しました。
入管法改正2019の外国人労働者業界ごと最大受入人数と問題点は?
結構な人数ですが、この数が多いのが少ないのか・・さて??
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在留者の社会保険と年金の適用範囲はどうなるのだ?
私は知らなかったのですが、現状はすごいんですね。
現状は海外に住む家族も、日本の健康保険が使えるんだそうですよ~~
知ってました??
これ驚いた!!
日本で働いてる方は、当然日本の健康保険と厚生年金に加盟しています。
その方の仕送りで、母国で生活をしているという条件を満たせば
- 1:子
2:妻
3:親
4:孫
の扶養親族や配偶者の方は、日本での保険適用での、医療サービスを受けられるという、そんな内容です。
内容は、私たちと全く同じで、3割負担も高額医療費の払い戻しも、全く同じです。
これがいま議論の的になっています。
で・・・政府の見解は‥このようです。
改正入管法で保険内容はこうなるようだ!
まだ決まってることではないので、議論されてる最中なので、このようだ・・の内容です・
確定ではありませんので、あらためて念のため!
- 1:健康保険適用は国籍を問わず国内在住者(居住)に限る
2:配偶者の年金(第3号)の年金受給資格は国内居住に限る
3:一夫多妻制の国の配偶者は一人のみ(最初の‥基準はわかりません・・本人申請だろうなあ~~)
1と2は、現状は海外に住んでいても適用されていました。
これを今回の労働者受け入れの、改正入管法の適用によって、大きく方針転換するようです。
健康保険と年金は、お国の根幹かと思います。
このへんはよ~~く~~国会で、審議してほしいな~~
昨年の、TPP法案などのように、どうでもいいようなことにこだわって、審議がほとんどされずに成立したような、そんなことはやめてもらいたいです。
いいことも悪いことも、しっかりと審議して決めてほしいな~~と思います。
みなさんはどう思いますか???~~~
改正入管法2019のメリットとデメリットのまとめ
まだ、成立していない法律について、いいところも悪いところも、評価できないのかもしれませんが、今出ている内容についてで、私が勝手に自分なりにまとめてみました。
私の個人的な感想と思ってください。
んで‥上のことをまとめると‥
メリット
多くが企業側のメリットで、人手不足を解消できる。
もともとが、そのための方策だと理解しています。
デメリット
多くある意見は、健康保険と年金の問題が大きくいま議論されています。
傾向としては、日本居住の方に限ると言うのが、大勢のようです。
それと、治安的な不安も多いように見受けられます。
などなど・・
私の会社でもそうですが、何しろ人がいない!
この間、ハローワークに失業後(定年退職)の手続きに行ったのですが、求人倍率は優に2倍以上だそうです。
驚きます。
「求職者1000人に対して、求人が2000人以上の割合です。」
そう言ってました。
勿論、数千人規模のお話です。
私が、13年ほど前に転職した時の倍率は、0.4倍だったような記憶があります。
世の中変わったな~~って思います。
いい法律ができて、我々も海外からの方も、皆さんが享受できるような、そんな世の中になればいいと思います。
いずれ、グローバル化は避けられないでしょうから!!
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ヤッパシ・・ちょっとしんどかったです。
ようやっと定年で辞めることができました。
これから、夜勤の仕事を…そう考えてる方には、少しは参考になるかもしれません!
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