年金がもらえない時代や減額が将来ある?支給開始年齢引き上げも!

若者(若い世代の方)の間では、もしかしたら将来年金財政が破綻して、自分たちには国民年金にしても、厚生年金や共済年金の支給が受けられないいわゆる
「年金がもらえない」
そう思ってる方が、多いように感じます。
実際、私の同居人の娘夫婦も支給が、ゼロとは思ってないですが、大きく減額されるだろうとは思ってるようです。
そこでかけた金額に対するリターンはどんくらい?
の疑問を検証してみようと思います。
しかし、それに合わせて支給開始年齢が、68歳に引き上げられる?
そういう、意見も財務省から出ているようで・・
興味深い記事を見たので、その内容について書いてみようと思います。
もちろん、自分の実際の定年以降についても、思うことがあるのでそれも併せて。
いったい自分たちが掛けた、年金の金額に対して、どのくらいのリターンがある?
これを正確に知ってる方は、少ないのでは?
そう思います。
そこでおおざっぱですが、今の年金掛け金と支給額で、検証してみました。
注:今の2018年5月時点の試算です。
多少の誤差(障害年金などの試算はありません‥)は補償いたしませんので、おおざっぱなこん位・・とみてくだないね~~~
Contents
年金かけた金額とリターンの検証!
私の祖母は94歳で他界(20年ほど前)しましたが、たぶん国民年金の受給を、初めて受けた世代だと思います。
その時の年金は、殆どかけないに等しいと思います。
数回??または数年かけた世代かと思います。
親父は55歳定年で、即支給開始でかなり優雅だったような‥そうでもないか。
おふくろは現在84歳(昭和8年生まれ)で、おやじが早世したので、その遺族年金を受給しています。
この世代が、多分一番いい思いをした世代かな~~なんて、自分で勝手に思ったりします。
年金のかけた金額に対するリーンは?
では本題です。
年金には、国民年金と変動型(成果報酬型)の厚生年金や共済年金があります。
支給開始は65歳とします。
支給終了は、男女の平均年齢が
- 男性:81歳
女性:87歳
ですが、85歳と仮定します。
かけた期間は20才~60才までの、40年間とします。
国民年金のリターンの検証!
まずは国民年金から。
- 国民年金掛け金:16490円*40年 = 7,915,200円
- 現在の支給金額:779,300円*20年 = 15,586,000円
- その差は = 7,670,800円
のプラスになります。
すごいね!!
仮にこれが、支給開始が68歳と70歳についても、試算してみます。
掛け金が60歳までの限定とします。
- 68歳からの支給開始:779,300円*17年 = 13,248,100円
70歳からの支給開始:779,300円*15年 = 11,689,500円
どちらも圧倒的なプラスになります。
現実は、支給開始年齢が引き上げられたら、当然ですがかける期間も長くなるでしょうから、そのまんま比例して上がっていくと思いますが、上記は一番率が悪い予想かと思います。
厚生、共済年金のリターンの検証!
では次に、一般の方が掛けている厚生年金や、公務員の方の共済年金についての検証です。
が…これはちょっと難しい。
なんで??
収入に応じた掛け金になってるからです。
収入とかけた期間が問題です。
そうはいっても検証しないといけないので・・
サラリーマンの平均年収で、480万円として、月収が40万円(ボーナス込み)で、計算してみます。
- 40年間での支払い保険料:40万円*18.3パーセント÷2*40年(48か月)=17,568,000円
- 受け取り年金金額は:ろうれい基礎年金779300円+老齢厚生年金1,052,400円*20年=36,634,000円
すごいですね。
ほぼ倍って、それ以上です。
ここの計算のポイントですが、上記の
「÷2」
ですが、なんで2で割ってるかというと、あとの半分は会社が掛けてくれてるから、本人負担は半分なんです。
いいことですね。
ですから、国庫にはその倍の金額が、入ってるわけなんです。
ここが重要なんだな!
え??月額40万円なんて稼いでない??
心配に及びません。
私もそんな金額稼いでいません。
しかし、私の年金も上記の金額から、年間で20万円ほど低いだけです。
当然稼ぎが悪いですから、保険料もそんなにかけてませんが・・・
なんで自分の支給額わかるの?
わかるんですよ~~なんでって、今年定年でもうすぐそこに来てるから、年金定期便でわかっちゃってます。
掛け金もそんなに多くないのですが、変だな~~っても思います。
掛け金が少ないのです・・私が掛けた金額が・でも年金支給額は、上記の計算よりも少し少ないだけ??
なんでっては思いましたが、深く追及すると日が暮れますから、やめておきます。
ってか‥たぶん収入が多い方が、収入の少ない方を、ある程度補完する制度になってる?
そんな気がちょっとしますが・・・あってるかな??
・・・
働きながら年金を受給して、減額される給与の額は?
年金減額の対象になる給与の金額はいくら?満額支給の金額を計算!
これ見て、いくらまで働いて減額されないか・・研究してみましょう!
・・・・
年金がもらえない時代や減額に時が来るか?
では、次に年金財政が破綻して、年金が支給されない・・もらえない時代が来る??
まさか・・・ですが、これが一番のお題ですよね!
厚生・共済年金は破綻する可能性はあるか?
上記で紹介しましたが、計算式にある
「÷2」
で、保険料は私たち会社員と、あとの半分は会社が支払ってくれています。
したがって、国庫には年金支給額とほぼ同額の、入金があるのでこれは破綻しようがないような気がします。
そう思いませんか?
入ってくるお金と、出るお金が同額なら、だれも財布が痛まないのです。
むしろ、働いてる労働者の、われわれは年金掛け金の半分を、会社が掛けてくれてるのですら、すごい福利厚生だと思いませんか?
この辺を「ジョージソロス」さんは指摘して、日本の年金は最高の投資先だ‥
こういったのでは?
そう思ってきました。
国民年金は破綻する可能性はあるか?
さて国民年金は、個人が掛ける年金です。
自営の方や、非定期の方が変える年金かと思いますが、上記で紹介したように、やはり半分の掛け金で倍近いリターンがあります。
しかも長寿で、平均年齢が伸びていますから、支給期間が長くなっています。
この辺はもしかしたら、見直しがかかるかもしれないです。
なんで?
またまた言いますが・・やぱし・・長寿の世界になってきたからです。
これは仕方がないと思います。
でも、このれはいつからかというと、かなり先の時代かと思います。
長い時間のスパンで考えることですから。
年金がもらえない時代はやってくるのか?
いろいろ書いてきましたが、では年金がもらえないときは来るのか?
まあ・・それはないと思います。
しかし、上記で書いたように、平均年齢が上がってるのに、支給開始年齢は同じということになると、出るほうが多くなるは必定!
これは、年金財政が破綻します。
となるとどうするか?
私的にはこれしかない??
個人的な意見ですから悪しからず。
- 1:定年年齢を上げてかける期間を延長する
2:支給開始年齢を引き上げる
3:掛け金を上げる
4:年金支給金額を引き下げる
などなどが、考えられるのではないかと、思います。
こうなった原因は、日本の長寿化にあります。
これは、勿論いいことなのですが、片方良ければ片方が風邪をひくんだな!
両方が納得する、そんな落としどころがどこにあるか?
試案のしどころかと。
でも年金をかけない・・そういうことは、自分の人生の老後を、かなり不利な状況下に置くことになりますから、これだけはやめましょう!
きちんと、年金はかけていきましょう!
・・・・
関連記事
こちらは年金関係の、本ブログ内のまとめ記事です。
年金のいろんな問題について、考えられることを私の実践も含めて、本ブログの記事で紹介しました。
年金は、これからの老後に向かって、最重要な項目です
年金口座選定や繰り下げのメリットやデメリットは?関連記事まとめ!
年金の口座開設から始まって、手続きや繰り下げ需給のメリットやデメリットも。
年金だけでもこれだけ、知らないといけないことがあるようです!!
年金の繰り下げは損か得か?
実際の金額でシュミレーションしてみました。
年金の繰り下げ受給は損か得か?加給年金や支給総額の予想額に驚き!
やっぱ・・やってない方が圧倒的ですが、裏付けされてるような気がしました。
・・・・
年金がもらえない時代や減額のまとめ
年金の掛け金と、リターンの関係は上記で紹介しました。
上記の例を見て、どう思いましたか??
意外と、すごくお得な感じになりませんか?
しかも、厚生、共済年金の会社員や公務員の方は、半分を経営側が掛けてくれてるんですから。
それは、すごくお得ですよね。
しかもその合計が、支給額とほぼ同額ともなれば、お国は何ら困ることはないですから・・・・が・・
スカスだ‥
問題は、平均寿命が延びていることで、支給金額が圧倒的に伸びていく予想に、なってることなんだな!
早い段階で手を打たないと、年金財政がひっ迫することは目に見えているようです。
なので、財務省からは68歳に延長する案が、提案されたようですが、これまんざら本当になるかもしれません。
年金支給開始年齢を68歳に引き上げるはホント?時期と理由を調査!
これから、こういったお話が出てくると思います。
が・・スカスだ‥
だからと言って、掛けないはまずいですよ~~
掛けていかないと、もらえる保証がないですからね~~
少なくとも、今現在でのリターンがほぼ倍ですが、これが若干縮小されるか、もしくは期間の見直しか‥
いずれにしても、老後の頼りはこの
「年金」
です。
しっかりかけていって、モノを言いましょう!!
・・・
年金が増える??
そんな裏技ってあるのかな??
年金が50代60代70代以上でも増やせる7つの裏ワザはこれだ!
関連記事
定年退職の本ブログ内に書いた記事を、本記事にまとめてみました。
定年退職は、人生の一つの節目です。
知らないと損することもたくさんありますよ~~
定年退職の年齢や再雇用や健康保険は?住民税減免などの問題まとめ!
生活するために、知らないといけないことは、向こうからはやってきません。
自分でしっかり対応していきましょう!
定年後の働いている方たちの、平均的な月収などを調べてみました。
意外と多いので驚きましたよ~
定年後に仕事したくない65歳の割合と派遣やアルバイトの平均月収は?
意外と、皆さん働いて稼いでいるんですね~~
これちょっと驚きました。
スポンサーリンク